「ロート ロートロート♫」ドローンで羽ばたく「ハト」の字 東京の夜空に往年の名CM 天空ショーの狙い
「ロート ロートロート♫」往年の名CMを彷彿(ほうふつ)とさせるドローンショーがSNS上で大きな注目を集めている。
「ロート製薬の豊洲のドローン ここで笑ってた」
と件の光景を紹介したのはX(旧Twitter)ユーザーの馬美肉さん(@chiastolite)。
「ロート」と書かれた建物の周りに飛び交う「ハト」の字。これはロート製薬が3月22日に東京・豊洲で開催したドローンショー「目の愛護ショー in TOKYO」を撮影したもの。花粉症のシーズンにあわせ、約500機のドローンによって目の健康をうったえるメッセージを夜空に浮かべ話題になった同イベントだが、中でも往年の社屋の周りを鳩が飛ぶCMを再現したこの演出は好評だった。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「「ハト」が羽ばたいてるwww」
「2ちゃんのAA職人いるやろ…」
「我々にはあの歌声が聴こえてくるけど、若者には聴こえない逆モスキート音映像」
など数々の驚きの声、感激の声が寄せられている。
馬美肉さんと、ドローンショーを開催したロート製薬にお話を聞いた。
ーー今回のショーへのご感想をお聞かせください。
馬美肉:ロートのロゴが出たときからあの曲が頭で鳴ってきて、鳩をどう表現するんだろうとワクワクしていたら出てきた「ハト」の文字。ハトが羽ばたいた時はおもわず吹き出しそうになりました。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
馬美肉:いいねやRP数の多さに驚いています。私の上げたものはドローンショーの一部を切り抜いたものです。正直なところショー作成にたずさわった方々に申し訳ない気持ちもあり、できればみなさんにロート製薬さんのアカウントにある「#目の愛護ショー」まとめ動画なども見ていただきたいです。
ーーなぜ「ハト」の字が羽ばたくことになったのでしょう?
ロート製薬:2023年10月に目の愛護デー(10月10日)に合わせて大阪でドローンショー「ロート・目の愛護ショー」を初開催しました。この時はドローンを約300機飛ばしたのですが、ドローンの台数の関係などで、ハトが羽ばたくシーンを再現することが難しかったんです。そんな中「ハトの字を動かす方が見た人に楽しんでもらえるかも」と(ハトの字パタパタが)企画されました。
「面白い」「シュールな動き」と好評をいただいたことから、ドローンを200機増やした今回の東京開催でも同じように(ハトの字パタパタが)行われました。
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ハトが羽ばたくロート製薬のCMは『クイズダービー』(TBS)、『SMAP×SMAP』(フジテレビ/関西テレビ)など人気番組の提供もしていたことから、馴染みのある人は多い。2010年以降は使用されていないようですが、近年SNSを中心にたびたび話題になっています。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)