「セレモニー用の靴がない!」入学式直前、自身の靴求め店に駆け込む保護者多数 「毎年ドキドキ」メーカーが注意喚起

 4月に入り、1日は多くの企業などで入社式が行われました。2日からは入園式や入学式などに参加する保護者のセレモニーファッションが街にあふれます。そんな中、自社ブランドの靴店「Belle&Sofa(ベルアンドソファ)やさしい靴工房」を全国とオンラインで展開する株式会社ベル(本社、神戸市長田区)は、公式LINEアカウントを通じてこんな注意喚起をしました。

 「入学式や入社式などで忘れがちなのが、靴です。多くの方がギリギリで駆け込んでくださり、毎年ドキドキしております。晴れやかに当日をお迎えいただきたいので、ぜひ早めにお越しくださいませ」(投稿から引用)

 式典で着用するスーツやワンピースにはセレモニーシューズが必要。しかし直前まで忘れている人が毎年いるため、時間に余裕を持って準備して欲しいというもの。SNS上で調べると、靴箱に収納していた靴のサイズが合わなくなっていたり、加水分解でヒールがボロボロになって焦ったり。新入生の保護者と思われる人たちの切羽詰まった声が散見されます。

■「大事な晴れの日に間に合うか…私たちもハラハラ」

 同社担当者に話を聞くと、同社の新長田店(神戸市長田区大橋町)には今年も3月末から駆け込み客が連日訪れているそう。店頭在庫があればその場で購入できますが、顧客の足の悩みに合わせて特注する場合、入手までに2、3週間かかることも。

 「弊社の客層は年齢層がとても広く、学生様から新社会人様、保護者様、またはお祖父様お祖母様方まで、式の準備のためにご来店いただいております。制服やスーツは即日購入ともいかない場合があることは皆様よくご存じなのですが、靴も同様に、2週間~20日程度の納期をいただいてご準備することがあるので、大事な晴れの日に間に合うか私たちもハラハラするところです」(同社担当者)

 また、1日の入社式が終わり、ネット上には新社会人らの「入社式で靴ずれしてかかとから血が」「靴ずれで入社式がしんどかった」「前もって履いておけばよかった」など、悲痛な声が多数上がっています。保育園や幼稚園入学の子を持つ人たちからは、「幼稚園までの長い坂道を歩けるパンプス探さないと」「子どもと一緒に長く歩けて走れるパンプスほしい…」といった声も。

 同社では「せっかくの晴れの日なので、お客様に一番合ったベストな靴で迎えられるよう、私達もお客様皆様のお靴選びに尽力しております。その靴が間に合わなければ残念な思いをされてしまうこともありますので、ぜひ靴はお早めのご準備を」と呼びかけました。

(まいどなニュース・金井 かおる)

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