年収によって「普段よく使うSNS」が変わる!? Instagram、Facebook、TikTokを利用している収入層は?

みなさんが普段よく見るのはどのSNSですか。コンテンツマーケティングを手掛ける株式会社リンクアンドパートナーズ(東京都渋谷区)が、このほど実施した「世代別のSNS利用状況」に関する調査によると、年収別では、全年収帯を通じて平均利用率が9割近くとなった「LINE」が最も使用されているSNSであることが分かりました。他方、「Instagram」では年収「200~500万円未満」の層で使用率が高くなっており、年収によってSNSの利用に異なる傾向がうかがえたそうです。

調査は、全国のZ世代(15~27歳)、Y世代(28~42歳)、X世代(43~58歳)合計920人を対象として2024年3月にインターネットで実施されました。

まず、「普段チェックする情報源」について複数回答可で答えてもらったところ、「SNS(YouTubeなど動画共有サイト含む)」(80.0%)が最も多く、次いで「オンラインニュースサイト」(50.8%)、「テレビ番組/テレビCM」(47.2%)が続きました。

これを世代別にみると、特にZ世代では「SNS」を情報源として利用している割合が最も高く82.7%に上った一方で、「オンラインニュースサイト」の使用率は低く32.6%でした。

続けて、年収別に「SNSの使用媒体の傾向」を調べたところ、全年収帯を通じて最も使用されているSNSは「LINE」となっており、平均利用率は87.5%。次いで「YouTube」(77.0%)、「Instagram」(64.7%)、「X(旧Twitter)」(61.3%)が続きました。

なお、「Instagram」は年収「200~500万円未満」の層での使用率が70.8%と高くなっていたほか、「Facebook」では「900万円以上」の層では33.3%と最多となりました。一方で「TikTok」は年収500万円未満では利用率が約3割程度ありますが、年収500万円以上の層での利用率は2割程度となりました。

これらの調査結果について同社は、「SNS利用傾向は年収レンジによって大きく異なる可能性があり、特定のSNSが特定の収入層に人気があることが示唆されます」とコメントしています。

また、「SNSで興味を持ってよくフォローするジャンル」について、複数回答で答えてもらったところ、「グルメ・料理」(40.8%)、「旅行・観光」(35.3%)、「エンターテインメント(映画、音楽、テレビ番組)」(34.5%)、「ファッション」(32.9%)という結果になりました。

これを世代別にみると、X世代は「グルメ・料理」(42.3%)と「旅行・観光」(35.9%)、Y世代では「グルメ・料理」(44.6%)や「旅行・観光」(39.1%)、Z世代では「ファッション」(35.6%)と「ビューティー・コスメ」(30.9%)に高い関心を示す傾向がみてとれました。

最後に、「インフルエンサー投稿の影響度」を調べたところ、「少し影響を受ける」(39.6%)が最も多く、次いで「あまり影響を受けない」(28.8%)、「まったく影響を受けない」(20.1%)、「とても影響を受ける」(11.5%)となりました。

世代別にみると、X世代は他の世代と比較すると、「あまり影響を受けない」(35.3%)、「まったく影響を受けない」(25.0%)の割合が高くなった一方、Y世代では「とても影響を受ける」(14.0%)の割合が全体平均を上回り、さらにZ世代では「少し影響を受ける」(46.2%)の割合が最も高くなったことから、年代が下がるにつれインフルエンサーの影響を受けやすいことがうかがえる結果となりました。

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【出典】

▽調査PR「PRIZMA」

https://www.prizma-link.com/whitepaper/form/whitepaper38

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