交際相手のきょうだい構成、意識する…?アプリ利用者が重視する深い理由とは「結婚後の暮らしに影響しそう?」
みなさんは、交際する上で「相手のきょうだい構成」を意識したことはありますか。ナイル株式会社(東京都品川区)が、同社運営の恋愛・婚活メディア『出会いコンパス』にて「交際相手に望むきょうだい構成」に関する調査を実施したところ、約6割の人が「交際相手のきょうだい構成を意識する」と回答しました。その理由としては、「相手の家族内での立場に影響しそう」が最多となったそうです。
調査は、マッチングアプリを利用したことがある全国の20~40代の男女687人(男性356人/女性331人)を対象として、2024年3月にインターネットで実施されました。なお、回答者の年代の内訳は、20代231人、30代230人、40代226人となっています。
調査の結果、全体の56.3%が「交際する上で相手のきょうだい構成を意識する」と回答。「意識する」と答えた割合を年代別でみると、20代(66.1%)が最も多く、以降、30代が52.4%、40代が50.2%となり、若い人ほど相手のきょうだい間での位置を気にする人が多いことが分かりました。
さらに、回答者自身のきょうだい間での位置別でみると、相手のきょうだい構成を気にする人は「中間子」(73.9%)が最も多く、次いで「末っ子」(56.0%)、「長子」(52.3%)と続きました。
この結果について同メディアでは「中間子は、長子と末っ子の間の子として成長する中で、他人の感情や状況を汲み取ることが得意だとも言われています。無意識的に家族間のバランスをとるために、きょうだいの性格や立場を理解していることが、相手のきょうだい構成を意識することにもつながっているのではないでしょうか」と考察しています。
また、相手のきょうだい構成を意識すると回答した385人に、その理由を複数回答可で聞いたところ、「相手の家族内での立場に影響しそう」(197人)が最も多く、次いで「本人の性格と関係がありそう」(180人)、「自分と相手家族との関係性に影響しそう」(126人)、「結婚後の暮らしに影響がありそう」(109人)などが上位に挙げられました。
これを男女別にみると、「結婚後の暮らしに影響がありそう」と回答している人は、男性の16.2%に対して女性では41.0%と、2.5倍の差がみられました。
また、「交際する相手のきょうだい構成を意識する」と答えた割合が多かった20代の回答をみると、「相手の家族内での立場に影響しそう」(50.0%)が最多に。
さらに「結婚後の生活に影響しそう」については、30代(33.3%)、40代(39.8%)が3割を超えているのに対し、20代(15.8%)では約半分となっていることから、年代があがるにつれて、結婚を意識して交際相手を考えるようになっていくことがうかがえました。
次に、「交際したいと思う相手のきょうだい構成」を全回答者に聞いたところ、「中間子」(236人)が最も多く、次いで「長子」(207人)、「末っ子」(162人)と続きました。なお、「交際したいと思う相手のきょうだい間の組み合わせ」については、1位「中間子×中間子」、2位「長男×長女」、3位「中間子×長女」という結果になりました。
また、「交際前に、相手のきょうだい間での位置について確認しましたか」と聞いたところ、全体の59.4%が「確認した」と回答。回答者のきょうだい構成別で見ると、交際前に確認した割合が最も高かったのは「中間子」で76.5%、続いて多かったのは「一人っ子」で61.3%でした。
最後に、「実際に交際した相手」について調べたところ、最も多かった組み合わせは「長子×長子」でした。以下、2位「長男×一人っ子」、3位「中間子×中間子」と続きました。