心臓病でブリーダーに飼育放棄された犬→保護団体が手術し元気に 同じ犬種と家族になり、デッキでお昼寝の毎日
■ブリーダーに飼育放棄されたペキニーズ
きらりちゃん(2歳・メス)は、ブリーダーのところで生まれたが、子犬の時に飼育放棄された。生まれつき心臓に病気があり、販売することができなかったのだ。そのままでは死んでしまうので、保護団体が引き出して、自施設でPDAという心臓手術をしたという。
その後、きらりちゃんは普通の子と変わらず、元気に暮らせるようになった。生後7ヶ月の時にペットのおうちで里親を募集。1歳の時に、神奈川県在住の楠さんに出会った。楠さんは、先代犬が亡くなったので、新たに犬を飼おうと思って探していたそうだ。
ただ、きらりちゃんは、あまり犬が好きではなかった。楠さん宅には先住犬が2匹いたので、譲渡前にトレーナーさんのもとで犬慣れ修業をしてから楠さんの元に行った。
■みんな違っていて楽しい
ボランティアに、楠さん宅に連れてきてもらったキラリちゃん。最初は少し不安そうだったが、先住犬のこよしちゃん、こたろうちゃんがいたおかげかすぐに慣れた。
「こよし、こたろうも保護犬ですが、名前はシェルターにいた時の名前をそのまま使っています。きらりも慣れている名前の方がいいと思ったので変えていません。」
3匹のペキニーズと暮らす楠さん。
「みんなそれぞれ性格が違っているので、一緒に生活していると楽しいです。臆病な子もいれば大胆な子もいるし、ママが大好きな子もいれば長女が好きな子もいるなどいろいろ。庭のウッドデッキの上で並んで日向ぼっこをしたり、のんびり穏やかに過ごしていたりする姿を見ると、こちらの方が癒されます」。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)