冷蔵庫の効きが悪い→衝撃の方法で解決、庫内はキンキンに…投稿が話題「この発想はなかった」

効きが悪い中古の冷蔵庫にとある一工夫を加え、驚異的に冷却機能を復活させたという投稿がXで話題になっています。投稿した男性(24)に話を聞きました。

1年半ほど前、リサイクルショップで1万円以下の冷蔵庫を買ったという男性。扉のマグネット部分が壊れていてきちんと閉まらず、ゴム紐をかけて留めていたほどの「ボロ冷蔵庫です」と笑います。

しかし、最近はあまりにも効きが悪く困っていたそう。最初は冷媒ガスが抜けてしまったかもしれないと思ったものの、冷蔵庫の奥の壁を見ると霜がついており、「これは対流(※空気の循環)が足りていないな」と気づいたそうです。というのも、男性は趣味で電子工作をしており、熱が出る部品の冷却について検討した経験があったんだとか。熱の移動において「強制対流」が重要であることを知っていました。

庫内の温度を下げる対策を練るため、男性はネットで冷蔵庫の仕組みについてさらに調べ「ファン式」と「直冷式」がある事を知りました。ファン式は風で空気をかき混ぜるため温度ムラができにくい一方、直冷式は冷気の自然対流にまかせた構造です。男性の冷蔵庫は後者でした。

「ならばファンを自分でつけて対流を起こそう」。Amazonで5ボルトのファンを探し、近所の100円ショップで買ってきたUSBケーブル、アダプタで配線しました。するとあっという間に庫内の温度が下がり始め、入れていたミカンやお茶が凍ってしまい驚いたそうです。その後、調整ダイヤルで出力を下げたところ適切な温度になりました。

投稿には2.6万件以上のいいねが寄せられ「ファン設置したらこうなるのか…」「構造を理解していてもなかなかその発想はできない」「PCではなく冷蔵庫をカスタムするとは」「勉強になった」と感心する声が上がりました。

(まいどなニュース・小森 有喜)

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