ミイラのような怪しい生き物。知育菓子で作ったとは思えない作品のクオリティとその奇妙さが、X（旧Twitter）上で注目を集めています。

ポストしたのは、イラストを中心にXに投稿しているナム（日直）さん（@kiwa_08927876）です。練って粘土のような造形が楽しめる「ねりキャンワールド」（製造：クラシエ）という知育菓子で友人と一緒にキャラクターなどを作っていたナムさん。そのなかでもひときわ異様な雰囲気を醸し出しているのが、ミイラのように痩せほそった人間のような何かでした。

黄ばんで並びが整わない歯、やけに鮮やかなピンク色の歯茎、何かに耐えるような苦しい表情など細部まで作り込まれており、X上では「怖すぎる」と大きな話題に。7万ものいいねがつき、拡散されています。投稿者のナムさんにお話を聞きました。

■Xでは「ホラーゲームに出てきそう」

この日、知育菓子が好きだという友人とともに遊んでいたというナムさんは、お店で「ねりキャンワールド」というお菓子を発見。色を混ぜたり、自由に練って形作れるところに惹かれて手に取ったといいます。

キャラクターなど思い思いのかわいい作品を作って楽しむなかで、妖怪やお化けなども好きだというナムさんは、話題となった例の作品を作成。「試しに作ってみたら思っていたよりリアルな感じになりました」と振り返ります。

知育菓子で作ったとは思えないリアルでゾワっとする造形に、Xでは「ホラーゲームに出てきそう」「夢に出そうで怖い」などそのビジュアルに圧倒される声が相次いでいる一方、「フィギュアでほしい」「息できなくなるほど笑ったw」と意外な声もあがっています。

反響を受け、「お菓子を選んだ時から投稿した時までの間ずっと軽い気持ちで過ごしていたので、思いのほかたくさんの人が反応してくださって本当に驚きました」と語るナムさん。さらに、「様々なキャラクターや、物に似ているという反応を頂き、色んな人の深層心理の中にあるお化けのイメージ像ってこんな感じなのかなと思いました」と気づきがあったといいます。

そして、ビジュアルに圧倒されて忘れていたのがこれがお菓子だということ。気になる味は「フルーティーなソーダ味」で、「冷蔵庫に入れて冷やすとより美味しかったです」とのことです。

今回は知育菓子で注目を集めたナムさんでしたが、Xアカウントではイラストなどを多数アップされています。気になる方は覗いてみてはいかがでしょうか。

（まいどなニュース・門倉 早希）