みりんを買うのに年齢確認? 身近な調味料の意外な事実…3種類のうちひとつは「お酒」です
料理に甘味とコクをプラスしてくれる調味料「みりん」には、購入する際に年齢確認が必要なものがあると知っていましたか? 日の出みりんの公式インスタグラムアカウント(@hinode_mirin)がそんなトリビアを投稿しています。
実は「みりん」と一口にいっても、「本みりん」「みりん風調味料」「みりんタイプ調味料」と3種類あるといい、その中でも「本みりん」は日本酒と同程度・14%前後のアルコール分が含まれるため、「酒類」として扱われるのだそうです。そのため、スーパーなどの販売棚でも「20歳以上の年齢確認が必要です」といった注意喚起のメッセージが出されていたりするといいます。
■「みりん」と一口にいっても…実は3種類
同社のサイトでは、3種類のみりんについて、以下のように詳しく解説しています。「使い続けている家庭の味や、ライフスタイルなどに合わせて、お好みの「みりん」を選んでほしい」としています。
▽本みりん→酒類
米、米こうじ、焼酎または醸造アルコール、糖類の原料を熟成して作る調味料で、アルコール分が14%前後あります。アルコール分により、肉じゃがなどの煮物料理の煮崩れを防いだり、味を染みこみやすくしたりする効果が。
料理例:和食を中心とした煮物など
調理のポイント:アルコールを含むので加熱が必要
▽みりん風調味料→食品(非酒類)
本みりんをより使いやすくした「調味料」。アルコールは1%未満で、ほとんど含みません。水あめなどの糖類を多く含むため、甘みを強く感じられるのが特徴です。
料理例:刺身の漬け、和え物、めんつゆ・ドレッシング作りに
調理のポイント:加熱によってアルコールを飛ばす必要がなく、そのままの使用OK
▽みりんタイプ調味料→食品(非酒類)
本みりんと同じくアルコール(10%前後)を含むが、食塩を加えていることで酒税がかからず経済的な調味料だそう。
料理例:和食を中心とした煮物など
調理のポイント:アルコールを含むので加熱が必要。塩分を含むため入れ過ぎに注意。
▽出典
・日の出みりん 公式インスタグラム/「本みりん」はお酒です
・日の出みりん 公式/本みりんとは
・日の出みりん 公式/本みりんとほかのみりんはどう違う!?