「ラヴィット!」の通訳さんで話題の俳優・みょんふぁ 映画「渇愛の果て、」で熱演 「伊映画の名作からパワーをもらった」

2024年上半期最もバズった『ラヴィット!』の通訳さん…ではなく俳優・みょんふぁとして出演。有田あんが監督・脚本・主演・プロデュースを務める映画『渇愛の果て、』が5月18日より公開される。

■主人公の母親を

『渇愛の果て、』は、「家族・人間愛」をテーマにし、あて書きベースの脚本で舞台の公演を行なってきた「野生児童」主宰の有田あんが、友人の出生前診断の経験をきっかけに製作した長編映画監督デビュー作。助産師、産婦人科医、出生前診断を受けた人や受けなかった人、障害児を育てる家族に丹念な取材を重ねて作り上げた。

主人公・眞希の母親役を演じたみょんふぁ。「産まれてきた子供に対する両親の葛藤が、押し付けるでもなく説教臭くもなく、本当に素直に描かれている素敵な映画。揺れ動く様子が有田監督そのものだと感じる作品で、主人公がどのような選択をしていくのか見守る様に鑑賞していただきたいです」と語る。

シリアスなテーマをはらみつつ、大阪出身の有田監督ならではの軽快な会話劇が日常感を醸し出す。関西出身のみょんふぁもその空気感に一役買った。「有田監督も私も関西人。台本はありつつも、家族団らんの食卓シーンはアドリブ連発で撮影が進みました。自分が出演していながらなんですが、笑える面白い場面になったと思います」とエンターテインメントとして手応えを得ている。

■『ラヴィット!』イメージなし

演じる上で意識したのは、数々の賞を獲得したロベルト・ベニーニ監督によるイタリア映画の名作だ。

「どんな困難に対しても受け入れて、明るく乗り越えようとするパワー。私の大好きな映画『ライフ・イズ・ビューティフル』を参考にしました」

みょんふぁといえば、1月23日放送のTBS系朝番組『ラヴィット!』でチェ・ジョンヒョプの通訳として参加した際のノリの良すぎる立ち振る舞いが大いに受けて、一躍時の人に。でも今回の作品は『ラヴィット!』の通訳さんとしてではなく、俳優・みょんふぁとしての本来の姿を見せる。

「関西弁のセリフなので、『ラヴィット!』の通訳さんのイメージで見たら驚かれるかもしれません。今回の役は普段の自分に近い。というかそのまんま(笑)。自然体で演じることが出来ました」と声を弾ませている。

(まいどなニュース特約・石井 隼人)

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