池に落ちて鳴いていた子猫が→ビッグな猫さんに!ビフォーアフター写真が話題「立派になった」「幸せに満ちてる」
「何倍になったんだろ」
4年半ほど前に保護された猫さんのビフォーアフター写真がX(旧Twitter)で話題になりました。
投稿したのは、保護主のkokoichibanさん(@kokoichiban2)。猫さんは、茶トラ猫のハッチくんといいます。現在4月で5歳になった男の子です。1枚目の写真は、子猫のハッチくんが池に落ちて鳴いていたところを助けた時に撮影したもの。当時生後1カ月半ほどで、体重は500グラム以下だったそうです。近くに母猫がいたこともあり、体を拭いて母猫のところに戻したとのこと。それから4カ月後、ハッチくんも含め兄妹猫を保護したとか。
一方、2枚目は昨年12月に撮った写真。子猫の時と比べて、体重8.5キロとビッグな猫さんに成長したハッチくんです。そんな違い過ぎるビフォーアフター写真に驚く人たちが続出。たくさんのコメントが寄せられています。
「立派になったなぁ」
「可愛くしてもらって厶の口して、微笑ましいです」
「幸せ太り。健康で元気ならいいです」
「茶トラちゃんって結構身体大きくなる子多いですよね」
「凛々しい猫に成長しましたね」
「しあわせに満ちている♡」
多くの人たちをくぎ付けにしたハッチくんのビフォーアフター写真。保護時のことや現在の成長ぶりなどを、kokoichibanさんに聞きました。
■池から救出した子猫、母猫に戻して4カ月後に保護 ビッグに成長した理由は?
──ビフォーアフター写真が話題のハッチくん。他にも兄妹猫がいたとのこと。
「当時ハッチ含め兄妹猫5匹いましたが、2匹は亡くなりました。もう1匹は里親さんのところに行きました。今はハッチと同じく茶トラ猫の妹、ミッツがいます」
──母猫がいたこともあり、池から救出して4カ月後に保護したとのこと。母猫はどうなった?
「TNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻すこと)をして、今もお世話をしています」
──ハッチくんの2枚目の写真は、昨年12月に撮影したものだとか。
「はい。昨年12月くらいのハッチですが、体型は今の方が大きくなっています。最高で8.6キロのときも。保護時は3.05キロでしたから、2.5倍以上になりましたね」
──ふっくらした理由は。
「ハッチが太ったのは、保護前の環境にあるかもしれません。あまり人が来ない所で産まれて、たまに来る散歩の方からご飯をもらって、その癖で食い溜めをしているようでした。保護前には現地へ定期的にご飯をあげに行って。保護の下準備をしていた時もかなり食い意地が張っていました。去勢手術をしてからは、ずっと他の子のご飯を奪って食べる習慣もあったり。ご飯を減らせば、ますます、盗みぐいや残り物漁りがひどくなるので、他の子は痩せたりもしていました。
また保護してからはぜいたくをさせたり、食べ放題にしたりしたわけでもありませんが…一生懸命生きようとして食べ過ぎてしまって、今のデカい猫になってしまったかもしれません。これからは健康のために少し痩せて、運動して快適な猫生をお腹の肉を揺らしながらでも歩んで欲しいと思っています」
■保護猫10匹のうち茶トラ猫は4匹! 保護主「今の子たちと生涯を過ごしていきたい」
──そんなビッグに成長したハッチさん。普段はどんな猫さん?
「性格は人が大好きで、社交的な小心者。姉貴分の6歳になるモナカが大好きです。よく、フニャフニャとしゃべりかけています。けんかを仕掛けることはありません。好きな食べ物というと、基本ドライフードをしつように食べています。まるで、おにぎりが大好きな子どもみたいです。またご飯を出す音を聞くと寝ていてもやって来ますし。妹のミッツからハッチのちゅーるを奪ったりもします。とはいっても、ミッツには刃向かえない優しい兄貴です」
──「4歳から10歳の茶トラ猫 茶太郎、ハッチ、ミッツ、キナコ」との投稿も見ました。茶トラ猫がいっぱい!体重測定をしているようですね。
「もう10年くらいになりますが、月に2回、1日と15日に体重測定と爪切り、簡易の触診などをします。尿検査などは、適時家で行います。家計がいっぱいいっぱいなので、なかなか獣医にかかれないんです。尿検査紙などを使ってます。そのため、2年前サバトラのサバミさんを保護してから、初めてのご支援をお願いさせていただいています。また茶トラが多いのはたまたまです。キナコ、ハッチミッツ兄妹、茶太郎の4匹。基本好きな毛色でもありますね」
──現在10匹の保護猫さんがいるとのこと。
「ハッチとミッツ、キナコ、茶太郎、サバミのほか、ミケチュ、ゴマ、ショコラ、ユキ、モナカの10匹です。猫と暮らすと癒しはありますが、やはり別れはつらすぎて。今、家には葬儀を終えてお骨になった子の亡骸が四つあります。いまだ、亡くなった子のことを思うと泣けてきますね。もう、いっぱいいっぱいだから猫を引き取るのは終わりにしようと思った時に出会ったのが、先日保護したサバミさん。衰弱して、このまま死なせたくない一心で保護しました。里親さんは現在、募集していません。今の子たちと生涯を過ごしたいと思っています」
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)