餃子の冷凍を成功させる「3つの秘策」をニチレイフーズが伝授!具の仕上げには「片栗粉」を加えるのがポイント
自宅でたくさん作って冷凍することも多い「餃子」ですが、「いまいち美味しくできない」「冷凍するとくっついてしまう」ということもありますよね。ニチレイフーズの公式Xアカウント(@nichirei_foods)は、そんなお悩みを解消すべく、「冷凍に向く餃子の保存方法やレシピ」を食材の冷凍に詳しい料理研究家の岩﨑啓子先生に聞いてみたそう。
■餃子の冷凍を成功させる「3つの秘策」
餃子同士がくっついたり、皮が破れたりする原因になるのが「具の水分の多さ」だそう。水分を少なめに仕上げることに加え、水分が皮の外に染み出しにくい工夫をすることが大切。そのための秘策が以下の3つです。
① 皮は「厚め」を選ぶ
普通の皮でも冷凍できますが、厚めタイプを選ぶと具の水分が染み出しにくくなります。「いつも冷凍餃子がパリッと焼けない」と感じている人は皮を変えてみましょう。
②野菜少なめ、挽き肉多め
水分が出やすい野菜を減らすことで、水分で皮がふやけて冷凍時にくっつくことを防ぎます。肉を多くすることで、ほどよいジューシーさに。
③具の仕上げに片栗粉を加える
片栗粉が野菜の水分を閉じこめるので、水分が皮に染み出しにくくなります。
■冷凍にも向く決定版「餃子レシピ」
このレシピは、もちろん生で焼いて食べるのも美味しいといいます。白菜は、カットの前にさっと茹でるとみじん切りしやすくなるうえに、絞ったときに水分が出やすくなるそう。
▽材料(50個分)
・豚ひき肉…400g
・白菜…400g(約1/8株)
・にら…80g(約4/5束)
・長ねぎ…1/3本
・餃子の皮(厚めのもの)…50枚
A 醤油、酒…各大さじ1
A オイスターソース…小さじ1
A 生姜(すりおろし)…1/2かけ分
A にんにく(すりおろし)…1/4かけ分
A 塩、胡椒…各少々
A ごま油…大さじ1と1/2
A 片栗粉…小さじ4
▽作り方
①白菜は幅15cm程度に切ってさっとゆで、ザルに上げる。冷めたら5mm角程度のみじん切りにし、水気をしっかり絞る。ニラは5mm幅に切り、長ねぎはみじん切りにする。
②ボウルに豚挽き肉とAを入れ、全体をよく混ぜ合わせる。
③白菜を加え混ぜ、ニラと長ねぎも加え混ぜる
※白菜より先にニラと長ねぎを先に加えると、混ぜているときにつぶれて臭いが強くなるので後から加える。
④片栗粉とごま油を加えて混ぜる。
※片栗粉は水分を閉じこめるため、ごま油は風味付けとジューシーさアップのため。
⑤餃子の皮の周囲に指先で水を塗り、④の具を小さなヘラ(スプーン)などで押さえつけるようにのせる。ひだを寄せながら包み、残りも同様に包む。
■餃子の冷凍は、バットで凍らせてから保存容器へ!
餃子を冷凍するときは、中の水分が皮に染み出さないうちに冷凍するのがコツ。バラバラに冷凍しておけば、使いたい個数を取り出せて便利です。冷凍用保存袋でも保存できますが、餃子同士がぶつかって皮が欠けてしまうことがあるので、保存容器がベスト。
▽冷凍方法
①バットにラップを敷き、餃子をくっつかないように並べる。ラップをかけて冷凍する。
②一晩ほど置いて、しっかり凍ったら冷凍用保存容器に移す。冷凍庫で2週間程度保存可能。
▽出典
・ニチレイフーズ 公式X/餃子の冷凍を成功させる秘策
・ニチレイフーズ 公式/「冷凍餃子」レシピ。冷凍してもくっつかず、パリッと焼けるテク