自家製アイスキャンディーができた!さあ、食べよ…あれ?「絶望」した家族が「希望」を見出すまで
「妻が人生初のアイスキャンディー作りに挑戦しましたが、完成した写真をよく見てください」
と、X(旧Twitter)に投稿したのは、ゆくし医さん(@NuclearFlower)です。
ゆくし医さんは4年ほど前に、百均で「おうちでアイスが作れる」器具を購入。容器に好きなジュースやフルーツ、ゼリーなどを入れて凍らせるだけで、簡単にアイスキャンディーが作れるという超便利な商品です。
それで、ゆくし医さんの奥さんは、はじめてのアイスづくりに挑戦。ロッテの夏の定番商品・スイカバーが自宅で作れる「スイカバーの素」があったので、それを使いました。
しかし、出来上がったアイスを冷凍庫から出してみると…。
なんと、アイスと黒色のスティックの間に挟まる形で、白色のフタがセットされてしまっていました。これでは1本ずつ取り出すことができません。
この状況を、ゆくし医さんは「皆さん、これが絶望です」と表現。
思わぬ事態に、Xのリプ欄にも多くの反響がありました。
「これは私も間違いそうです」
「あぁ…3本一気に食べないといけないやつ」
「勇者しか抜けない剣の仕組み」
「一気に食べる理由が出来ましたね」
「まったく同じことしたわ…仕方なく少し溶かしてから棒を引き抜いて食った」
「わたしも息子に同じ失敗をして どうやって 食べるのか つっこまれました」
■夫としての優しさで「絶望」を「希望」に
器具の使い方を少しばかり間違えてしまったため、1本ずつ取り出せないという「絶望」に陥ってしまったゆくし医さん一家。しかし、神様は決して、この家族を見捨てませんでした。
試しに、アイスを取り出してみたところ、3本まとめてなら、綺麗に取り出せたのです。
アイスはゆくし医さんと奥さん、そして娘さんと3人仲良く食べることに。
「皆さん、これが希望です。真の絶望などこの世にありはしないのです」
ゆくし医さんはXにて、このような優しいコメントを。
また、肝心のアイスの味もとても美味しかったとのことで、既製品に入っている皮の部分や種(に見立てたチョコチップ)がなくても、少しも物足りなさを感じないほどだったとか。美味しく食べられたという点でも、結果オーライだったといえますね。
ちなみに、失敗が発覚した時について、ゆくし医さんはこのように振り返ります。
「妻は爆笑しており、娘もそれに釣られて笑っておりました。一方で私は妊娠中の妻が笑いすぎてお腹が張らないかが常に心配でした」
新たな命を宿している奥さんを気遣う、夫としての優しさも垣間見せました。
■ちなみに、どうやるのが正解?
リプ欄のコメントのなかには、「どう作ればよかったんですか?」という質問も。
それに対して、ゆくし医さんは写真付きで、正しい使い方について紹介されています。
今回作られたアイスは、フタの上から黒色の棒がセットされています。しかし、これではアイスを1本ずつ引き抜くことができません。しかし、棒を先に入れてからフタをすると--1本ずつ抜き出すことができます。
つまり、黒色のスティックとフタをセットする順番が逆だったのですね。
正解が分かったものの、今後アイスキャンディーを作る予定はあるのでしょうか?ゆくし医さんに聞いてみたところ、「(『スイカバーの素』は)もう1缶あるので、それでリベンジしようと思います」とのことでした。
次はきっと成功して、家族それぞれが1本ずつ、アイスを楽しむことができるでしょう。
◇ ◇
ゆくし医さんは、医師という職業と並行して、医師・薬剤師からなる創作サークルでお薬の擬人化キャラクター『ファーマコロガールズ(略称:ファーガル)』の制作も行っています。
「風邪薬から抗がん剤まで、100種類以上のファーガルが存在します。薬について楽しく正確に学ぶきっかけになりましたら幸いです」(ゆくし医さん)
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))