キキ&ララの表情に込めた思い 誕生過程をデザイン画やスケッチ知る 新見美術館でサンリオデザイナー展
「ハローキティ」「リトルツインスターズ(キキ&ララ)」といったサンリオ(東京)の人気キャラクターやその制作過程を紹介した「サンリオデザイナー展」(岡山県新見市、テレビせとうちなど主催)が、同市西方の新見美術館で開催中だ。
2022年に開いた「シナモロール(シナモン)」展が1万人を超える来館者数を記録して好評だったことから企画。会場には世代を超えて親しまれているキャラクターたちの貴重なデザイン画やラフスケッチを含む約350点が並ぶ。
ハローキティは身長や体重、好物、チャームポイントを記したパネルを飾り、一家の人形が並ぶフォトスポットも。リトルツインスターズは構想段階からのスケッチを公開しながら、2人の性格の違いをにじませるしぐさ、表情などを徐々に固め、完成させるまでを説明している。
「パティ&ジミー」を取り上げたサンリオの「いちご新聞」なども展示したほか、縫いぐるみや文房具といったキャラクターグッズの販売コーナーもあり、ファンや家族連れらでにぎわっている。
小学6年生の次女と訪れた岡山市南区の会社員(51)は「キキ&ララに夢中になった小学生のころを思い出し、懐かしかった。デザイナーがキャラクターに注いだ情熱も分かり、興味深かった」と笑顔で話した。
会期は7月15日まで。月曜休館(7月15日は開館)。観覧料は一般千円、大学生500円など。問い合わせは美術館(0867-72-7851)。
(まいどなニュース/山陽新聞)