「和牛バンザイ!」という朗報ではありません…海外産牛肉と国産牛肉の価格逆転現象が話題に
海外産牛肉と国産牛肉の価格逆転現象がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは沖縄・宮古島のハンバーガー店ダグズ・グループの創業者、Dougさん(@doughimself)の「とうとうこの日が来ました・・・ 円安により海外産牛肉の仕入れ価格が国産和牛肉の仕入れ価格を超えました。」という投稿。
現在、円安や物価高の影響で、米国産のものを中心に海外産牛肉の価格は高騰している。総務省統計局の小売物価統計調査によると2024年4月の海外産牛肉の100gあたりの平均価格は359円。国産牛肉と比較して一概に高い安いは言いにくいが、これは2021年頃の1.3倍近い数字になるのだ。
SNSユーザー達からは
「国産牛が輸入牛並みに安く食べられるようになる?訳では無いですよね…。」
「飼料をほぼほぼ輸入に頼っている現状では国産もそのうち上がりますね」
「そして和牛は円安で海外に買われ、牛肉は高級品だったバブル前に戻る。」
など数々の驚きの声が。
「これは日本が世界市場で買い負けしているという意味なので決して『和牛バンザイ!』という朗報ではありません。つまり今後はこの状態が海産物や他の食品にも広がっていくわけです」とDougさん。この現象を食い止められる機会はいつ来るのだろうか。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)