「リモートワークを継続する代わりに給与カットします」と言われたらどうする? みんなの出した答えは…
SaaSレビュープラットフォーム『キャプテラ』は、このほど世界11カ国を対象とした「仕事に要するコスト調査」の結果を発表しました。リモートワークにかかる経費に注目した同調査によると、日本の従業員の約3割が「ここ1年間で仕事にかかる経費が増えたと感じる」と回答しました。一方で、約8割が「給料減額を伴うリモートワークは受け入れられない」と回答したそうです。
調査は世界11カ国の2716人を対象として、2024年3月にインターネットで実施されました。なお、対象国の内訳は、米国・カナダ・イタリア(各250人)、英国・オーストラリア(各248人)、スペイン・ドイツ(各246人)、メキシコ・日本(各245人)、フランス・ブラジル(各244人)となっています。
はじめに、「過去12カ月間の仕事にかけた経費の変化」を尋ねたところ、日本の従業員の29%が「ここ1年間仕事にかかる経費が増えたと感じる」と回答し、近年の物価上昇にかかわらず、66%は「費用に変わりはなかった」と答えています。一方、世界11カ国の平均は、「増えた」が60%、「変わりはなかった」は37%でした。
続けて、現職の給与・収入について「仕事にかかる支出に追いついていると思いますか」と聞いたところ、日本の従業員の63%が「追いついていない」と回答。
そこで、日本の従業員に「リモートワークを導入(または継続)する代わりに、給料が減額されることを受け入れられますか」と聞いたところ、81%が「受け入れられない」と回答。そのほかでは「5%までの減給」が11%、「10%までの減給」が5%、「10%以上の減給」が4%という結果になりました。
最後に、リモートワークにかかる費用について、「企業が負担すべき」と答えた項目をみると、「ホームオフィス用品」(79%)、「オフィス機器」(76%)、「パソコン」(75%)、「パソコン周辺機器」(72%)、「携帯電話・スマホ」(70%)といった項目で7割を超えていることが分かったそうです。