能登半島地震で被災したペンギンたち、東京で元気です! 日課の「お散歩」動画、すみだ水族館が投稿→「胸がいっぱい」と大反響

能登半島地震で被災したのは人だけではありません。ペットの犬や猫はもちろん、石川県七尾市にある「のとじま臨海公園水族館」も地震の被害に見舞われ、2匹のジンベエザメが亡くなりました。一方、ペンギンたちは各地の動物園や水族館に預けられましたが、東京のすみだ水族館に預けられたペンギンたちはというと…。

すみだ水族館【公式】(@Sumida_Aquarium)がXにポストしました。

「のとじま水族館からお預かりしているペンギンたちのようすをお届け。少しずつ館内に慣れてもらえるように、開館前にお散歩をしています。色んなところに興味深々で、みんなで一緒に歩く姿がとっても可愛いです」

まるで観光客のように館内の散歩を楽しむペンギンたち。

「大切に預かっていただきありがとうございます。元気そうで安心しました」

「一緒にやって来たみんなでお散歩、楽しそうですね。すみだ水族館様の優しいご配慮に胸がいっぱいになりました」

「『へぇー都会の水族館はこんな感じなんやねー』って聞こえてきました」

動画を見た人からはそんなコメントがたくさん寄せられ、「いいね」は2.3万件にもなりました。

すみだ水族館【公式】にお話を聞きました。

ーーペンギンも被災したとは驚きましたが、どういう経緯ですみだ水族館に?

「JAZA(日本動物園水族館協会)からの要請を受け、のとじま水族館の復旧に対し協会並びに加盟園館として最⼤限⽀援を⾏うべく、お預かりしています。同じマゼランペンギンを飼育している水族館として、協力できればと思いました」

ーーみんな元気そうですね。

「7羽お預かりしていますが、大きな体調不良等もなく、ゴハンもちゃんと食べて健康に暮らしています。健康状態については、両館の飼育スタッフ・獣医が常に連絡を取り合って情報共有をしています」

ーー散歩は大切ですか。

「のとじま水族館にいた時もお散歩の時間があったようです。適度な運動としての役割もありますが、一番はすみだ水族館の館内に慣れてもうらうために、色んな場所を見せて歩いてもらっています。初めて触れるカーペットの感触や、床の感触、水槽の中の魚や、すみだ水族館のペンギンたちなど、色んなものに興味を持ってキョロキョロ見渡しています」

ーーはぐれてしまうペンギンはいませんか。

「好奇心旺盛な子は気になるものがあると少しはぐれて見ていたりしますが、すぐ戻ってきたり、みんながその子のほうへ行ったりして、またみんなで一緒に歩きだしています」

ーー今後、展示の予定は?

「お預かりする期間は現時点では未定です。展示のプールで泳ぐことも検討したいと思いますが、まだ予定はございません」

すみだ水族館のお散歩を楽しむペンギンたち。まるで遠足に来た子どもたちのようですね。1日も早く仲間と再会できますように。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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