アイスコーヒーを「レイコ-」と呼ぶ人はもういない? 若い世代はほとんど使わないことが判明
関西圏で聞くことが多いとされる「レイコー」。みなさんはこの言葉を知っていますか。UCC上島珈琲株式会社(神戸市中央区)は、このほど、「アイスコーヒー」に関する実態調査の結果を発表しました。同調査によると、アイスコーヒーを指す「レイコ-」の認知度は、関西は8割超、関東でも約6割となりました。現在、「レイコ-」と呼ぶ人はどのくらいいるのでしょうか。
調査は、関東圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)及び関西圏(大阪府、京都府、兵庫県)在住の20~60代の男女600人を対象として、2024年4月~5月の期間にインターネットで実施されました。
関西圏では「レイコ-(冷コー・レーコー)」という名称で親しまれるアイスコーヒー。この呼び方の認知度を調べたところ、「知っている」と答えた割合は、「関西」では80.3%、「関東」でも63.3%となり、関東でも過半数の人が知っていることが明らかになりました。
これを年代別にみると、関西在住の「50~60代」(50代91.7%、60代95.0%)が9割以上であったのに対して「20代」では65.0%と、やや認知度が下がっていることも分かりました。
そこで、アイスコーヒーの呼び方として「使ったことがある呼び方」を居住地別・年代別に調査したところ、関西在住の60代の70.0%が「レイコ-」と回答。その一方で、30代では20.0%、20代では11.7%となり、若い世代では「レイコ-」と呼ぶ人は減っていることが分かりました。
さらに、「最も頻繁に使う呼び方」として、「レイコ-」と答えた割合をみると、関東在住にはおらず、関西在住であっても「60代」の10.0%が最多と大きく落ち込み、「30代」では1.7%、「20代」では0%と、若い世代ではほとんど使用者がいないことが分かりました。
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【出典】
▽UCC 上島珈琲調べ