野良の地域猫を保護、2カ月後のお顔に涙!「お顔が穏やかに」「瞳が生き返りましたね」

「うちの親はもう70歳過ぎてるから里親募集では引き取りを拒否されるからともう猫は飼わないつもりだったけど、3月に飼い主さんが施設に入って何年も帰ってこなくて地域猫になってる猫をエサやりしてる方の了承を得て連れて帰ってきた。飼い猫からいきなり野良猫になってどんな生活をしていたのかわからないけど、また飼い猫になって安全な居場所、毎日もらえるごはん、愛情を注いでくれる飼い主…これらがどんなに大切なのか2ヶ月しか経ってないけど顔つきを見たら一目瞭然。」

元飼い猫の地域猫が再び飼い猫に…保護時の写真と飼い猫になってから2カ月後の写真を保護主のはるとさん(@tomeji1106)がX(旧Twitter)に投稿。鋭い目つきから穏やかな表情に変わり、感激する人たちからたくさんのコメントが寄せられ話題になりました。

■「のらねこ辛かっただろうな。また幸せに過ごしてね」

「のらねこ辛かっただろうな。また幸せに過ごしてね」

「いいご縁に恵まれて良かったですね これからもっともっと幸せになりますように」

「瞳が生き返りましたね。随分荒んだ目をしていたから。。。どんなに寂しく怖い思いをしていたのかと思うと、胸が痛いです」

「泣けてくる 飼い猫が外にでたら生きるの必死 人の温かさ知ってるから求めるでしょう それを見ると辛くて でも穏やかな顔してました 安心しました」

「胸が締め付けられました。穏やかになったお顔、どれだけ愛情注がれているかが本当によくわかります」

多くの人から祝福された元地域猫さん。保護した経緯や現在の様子などを、はるとさんに聞きました。

■保護主の実家で地域猫をお迎え、先代猫に似ている!

──はるとさんがご両親のためにお外にいる地域猫さんを保護され、ご実家にお迎えされたとか。

「はい。うちは両親ともに健在です。父親は特殊な免許を持っているため月に何回か知り合いの会社のお手伝いにアルバイトとして行っているのですが、その近所で父親が地域猫を見つけて『きなこ(先代の亡くした猫)に似てる子がいるねん』と連絡がきたのが最初でした。母親はもう飼わないつもりだったみたいですが、父親はまた飼いたかったようで。アルバイトに行くたびにちゅーるを持って行っていたみたいです。そこで経緯を聞いて私が母を説得して連れて帰ってきました」

──地域猫さんはもともと飼われていた猫さんだったそうですね。

「餌やりをされてる方に聞いたら、もともとはおじいさんが飼われていたみたいです。ただお年寄りだったので去勢などもしていなかったみたいですが、数年前に施設に入られることになって身内の方などもいらっしゃらなかったみたいで…この子は必然的に外に放されたようでした。その後、保護活動されている方か誰かは詳しく知らないのですが、去勢手術をして地域猫として数年生きていたみたいです」

──地域猫時代はなんと呼ばれていた?

「餌やりさんからは『タマちゃん』と呼ばれていました。右耳が『サクラ耳』なので雄だと思います。餌やりさんによると、もう10歳くらいじゃないかとおっしゃっていましたが、歯や爪を見るともう少し若そうな気がします。そろそろ慣れてだいぶ経つので健康診断がてら病院に連れて行ってその時に聞いてみる予定です。保護時もびっくりするくらいおとなしく、キャリーケースに入りました。ただ車に乗せて家に着くまではずっと鳴いていましたね」

■高齢者でも保護猫との生活が送れる「永年預かり制度」とは?

──家猫さんとなった元地域猫さん。今のお名前は。

「野良猫時代はタマちゃんでしたが、先代がきなこという名前だったので我が家では『きな太』と名付けました。現在はだいたい日中は2階の母か、私のいた部屋で過ごしています。実家には自宅で仕事をしている弟もいるのですが、部屋に高価な仕事道具などがあるため、普段は鍵をかけているみたいですが…たまに開けると珍しいのかすぐに入ろうとします」

──きな太くんの表情が変わったなと思ったのは最近?

「顔つきが変わってきたのは、最近じゃないかと思います。それと同時に前に飼っていた子に性格も似てきたそうです。同じ環境で同じ飼い方しているからでしょうか…」

──今回、ご両親が元地域猫ちゃんをお迎えされました。

「たまたま前にいた子と似た子がいて、その子の生い立ちを聞いた上で餌やりさんに許可をもらってうちの子にすることができましたが。本来70歳以上の高齢者は里親にはなれないことが多いです。高齢者でも預かる形で最期まで猫ちゃんとの生活が送れるような『永年預かり制度』というものもあるようです。ただそういった制度が近隣にない場合、何かあった場合は移動も猫にとってはストレスになります。もっと制度があちこちで広がってほしいのと同時に、保護猫を家族にとおっしゃる保護活動をされている団体、個人の方ももう少し譲渡の条件を見直してほしいと思うことが多々あります。

純血種を飼っておられるお宅でよく聞くのが保護猫を迎えるつもりだったけど、審査が通らなかったということです。もちろん私も生体販売には反対ですが、うちも最初の子を迎えた時はそれが理由でペットショップからのお迎えでした。月に1回写真付きで近況報告などを条件にもう少し幅を広げていただけたら保護猫を家族にするお宅はもっと増えると思います」

はるとさんによると、ご両親が飼えない状況になった際にはきな太くんをはるとさんのおうちにお迎えする、あるいはそのままご実家に同居する弟さんが飼うことになっているそうです。またはるとさんのおうちには、現在7匹のキジトラ猫ちゃんたちがおり、Xではキジトラ猫ちゃんたちの日々の面白&かわいい姿などを投稿していいます。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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