初ダイエット、Z世代の4人に1人が「小・中学生」 健康害した経験も…「自分の体型に自信を持ちたい」「かっこよくなりたい」
Z世代のダイエット事情はどのようなものなのでしょうか。AI食事管理アプリ『あすけん』を開発・運営する株式会社asken(東京都新宿区)が実施した「Z世代のダイエット」に関する意識調査によると、初めてダイエットをした年齢について、Z世代の約4人に1人が、小学生・中学生にあたる「7歳~15歳」と回答しました。また、ダイエットでリバウンド・もしくは健康を害した経験があるZ世代が行っていたダイエット方法は「食事の量を減らす」が最多となったそうです。
調査は、全国の同アプリユーザー男女1万1115人(Z世代:14歳~27歳(1997年~2010年生まれ)の男女1102人、Z世代よりも上の世代:28歳~60歳以上の男女1万13人)を対象として、2024年5月にインターネットで実施されました。
その結果、「初めてダイエットをした年齢」を、小学生・中学生にあたる「7歳~15歳」と回答したZ世代は25.1%となりました。同回答はZ世代よりも上の世代では15.3%となっており、Z世代はダイエットに興味・関心を持ち、実践する年齢が低い傾向にあることが分かりました。
また、「初めてダイエットをしようと思った理由」を複数回答で答えてもらったところ、Z世代では「自分の体型に自信を持ちたい」(52.1%)や「かっこいい・かわいくなりたい」(40.5%)などが上位を占めたほか、「体型を気にせず好きなファッションを楽しみたい」(36.4%)という意見も挙げられました。
これを世代別にみると、「好きな人によく見られたい」(18.5%)と答えた割合が上の世代よりも約1.4倍程度多い結果となりました。なお、「憧れの著名人の体型に近づきたい」という意見もTOP10内にみられ、「チャン・ウォニョン(IVE)」「TWICE」「MIIHI(NiziU)」「ローラ」「ゆりにゃ」といった著名人が多く挙げられました。
ちなみに、Z世代が「ダイエット中に、もっともよく食べる食品」について部門別に調べたところ、主食部門は「白米」、主菜食材部門は「鶏むね肉」、副菜食材部門は「キャベツ」、乳製品・飲み物部門は「ヨーグルト」、果物部門は「バナナ」、お菓子・おやつ部門は「チョコレート」がそれぞれ1位となりました。
次に、ダイエットでリバウンドした・もしくは健康を害した経験があるZ世代543人に、「実践していたダイエット方法」を複数回答で答えてもらったところ、「食事の量を減らす」(60.6%)が約6割を占めました。ほか、「炭水化物を抜く」(38.7%)、「食事を三食食べない」(30.8%)、「断食・ファスティングを用いたダイエット」(18.6%)といった回答が上位に挙げられました。
このような調査結果を踏まえて同アプリの栄養士・多田綾子さんは、「15~17歳は、必要な摂取エネルギー量が生涯の中でも一番多い時期です。人間の身体は20歳までに完成するため、まだ身体が作られている段階です」と説明。
そのうえで、「その時期に、必要以上に食べる量を減らしたり、食事バランスが偏った食事をしたりすることは、その成長を阻害して、将来の健康に影響を与える可能性があります」と指摘しています。
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【出典】
▽AI食事管理アプリ『あすけん』