都心の新築は高騰 それでも30代独身が持ち家を志向する理由 「結婚したら買う」「子どもをのびのび育てたい」

ココザス株式会社(東京都港区)が運営するライフスタイルメディア『COCO the Style』は、このほど「30代の住宅購入」についての調査結果を発表しました。同調査によると、30代独身者の約2人に1人が「金額・金利変動に関わらず、将来は家を買いたい」と考えていることが分かりました。また、マイホームを購入したいと思う理由は「マイホームを持つことが夢」が最多となりました。一方、家を購入したくない理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

調査は、マイホームを購入していない全国の30代の独身者377人(東京都在住156人、東京都以外在住221人)を対象として、2024年4月~5月の期間にインターネットで実施されました。

その結果、「金額・金利変動に関わらず、将来は家を買おうと思っている」と答えた人は全体の45.62%。反対に「思わない」と答えた人は27.32%となりました。

なお、「家を買おうと思う」と回答した172人のうち、半数以上の人が「結婚をしたら買う」(54.65%)と回答しており、「子どもをのびのび育てたい」「資産として子どもに残したい」といった声が寄せられました。

マイホームの購入について年収別でみると、「~500万円未満」の人は「購入したいと思う」が38.93%、「思わない」が31.79%、「分からない」が29.29%という結果になった一方、「~700万円未満」になると、「思う」が65.52%、「思わない」が17.24%、「分からない」17.24%となり、年収500万円以上からが「マイホームを購入する」という検討の土台にのる指標になることがうかがえました。

また、「家を買おうと思う理由」については、「自分の家を持つことが夢だから」「庭のある家に住みたいから」といった、「マイホームを持つのが夢」(26.01%)が最多に。次いで、「資産(財産)になる」(19.65%)、「家賃を払うのが勿体ない」(12.72%)といった回答が続きました。

一方、「家を買おうとは思わない理由」としては、「賃貸がいいから」(28.85%)、「お金に不安があるから」(21.15%)、「将来の不安・不透明さ」(13.46%)といった回答が上位に並び、「災害が多いので、購入はリスクと考えている」「処分に困る」「家を買う金額よりも他にお金を使いたい」といった意見が寄せられました。

次に、「将来は家を買おうと思う」と答えた173人に対して「家を購入するのに、いくらかかるか考えたり計算したことはありますか」と聞いたところ、71.10%が「ある」と回答。

また、「家を購入する場合の場所」について、東京都以外に住む221人に尋ねたところ、「都心部など便利な地域」(19.08%)や「職場の近く」(17.87%)、「自然のあるゆっくりとした地域」(16.47%)など、利便性を求める意見が上位に挙がりました。

他方、都内在住の156人に「どの区に住みたいですか」と尋ねたところ、「東京都以外」(17.95%)が最も多く、次いで「23区以外」(16.67%)が続きました。ちなみに、23区内で最も上位だったのは「世田谷区」(5.77%)だったそうです。

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【出典】

▽COCO the Style/30代独身でマイホームを購入したい人は約45%!購入するきっかけの約55%は「結婚」が理由に-住宅購入に関する意識調査

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