ツーリング中に声かけられて→旧車バイクサークルへの強引な勧誘 断っても「顔出しとかないと色々困るよ?」
旧車バイクサークルによる強引な勧誘行為がSNS上で大きな注目を集めている。きっかけになったのは1980年代から1990年代にかけ人気を博したホンダ・NSR250Rに乗る投稿者の体験談。
ある日、ツーリング先で男性から突然「(このバイク)君の?」と声をかけられた投稿者。男性はNSR250Rを保存・維持する団体の会員を名乗り、「定期的に会合がある」「有名人が来る」などと勧誘。何度断っても「そういうのに顔出しとかないと色々困るよ?」としつこく食い下がったのだという。
今回の体験を経て「ミーティングの類は否定しません。集まってる中にはいい人もいるだろうが、奉られたがったり、恩着せがましいマウンターがいるのもまた事実。わざわざそういうのに会いに行きたくない」という今回の投稿には数々の共感の声が集まっている。投稿者にお話を聞いた。
ーー勧誘してきたのはどんな方でしたか?
投稿者:年齢は40~50歳くらい男性、中肉中背でした。 当初は普通の態度だったのですが、こちらが興味がないことを示し、話しかける事を拒む姿勢をとると次第にイライラしているような雰囲気になりました。生意気だと感じたのでしょうか。
ーー今回のような勧誘行為について。
投稿者:ミーティングなどのイベントに関しては特に否定する気はないですが、興味がない事を明白に示しているのに執拗に勧誘するのはダメだと思います。 また今回の勧誘者は最後に捨て台詞を吐いて去って行きました。つれない対応をしたからと言って、赤の他人に対して許される行為ではないと思います。
ーーご自身にとってのバイクおよびNSRの魅力とは?
投稿者:現代のバイクはトータルバランスが大変優れていてとても良いのですが、NSRをはじめとするレーサーレプリカはその時代のメーカーの技術の結晶。今となっては最新ではない技術ですが、バブルならではの贅沢さにレーサーさながらのマシンを公道仕様で感じられることです。
ーー投稿への反響について。
投稿者:同じような経験をしたという声が予想以上に多かったです。 最近は群れること自体を嫌悪する声も多くあったことから、MTGの在り方やスタイルを変化させていく必要があると思いました。
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今回の投稿にSNSユーザー達から寄せられたコメントには
「どこの界隈にもいるんだよねぇ…この方に声かけて来たような『自分の認識共同体内の常識が界隈の常識』みたいに勘違いしてマウント取りたがる勘違いさん」
「私はGPZ900RのA5で、ほぼノーマル仕様で乗っているのですが、純正の旧型ミラーのステーが新品ではもう無いので社外品を加工して付けてたら、絡まれました。『交流会に顔出したらすぐ手に入るのに』とか言われましたよ。そういうのが面倒なので基本ノーマル・自分でいじれる範囲に留めてるのに。」
など同様の不愉快な体験をしたことがあるというものが多かった。
旧車バイクサークルに限らず、組織やイベントに誰か勧誘する際は礼節をもって、不愉快な思いをさせないよう心掛けたいものだ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)