子猫の命は「ゴミじゃない!」段ボール箱でゴミ捨て場に遺棄…首に大きな傷「酷い」「痛々しい…」怒りの声が殺到
「ゴミ捨て場に子猫が捨てられている ゴミじゃない
風邪をひいているのと首に大きな傷
迎えに来るまで待っててくれたんだね
もう大丈夫!
うちにおいでよ」
ごみ捨て場に捨てられていた1匹の子猫。愛知県一宮市内で保護猫活動に取り組むボランティアのhinatabocco.kさん(@hinatabocco_k)が保護したことを、動画とともにX(旧Twitter)に報告。映っていたのは、目がただれ首に大きな傷を負っている子猫の姿が…そんな子猫を目にした人たちから「ひどい」と怒りの声が相次いでいます。
「酷い!ゴミじゃなーい」
「凄い痛々しい傷…!こんなに震えて…泣けてきます」
「助けていただいて感謝です」
「可愛いシャム系ちゃん。首の傷が痛々しい…化膿してるのでしょうか?早く完治しますように!」
「がんばれ 君は生きる権利があるんだよ」
■1匹の子猫を段ボール箱ごと遺棄…兄弟猫たちは?
hinatabocco.kさんによると、ごみ捨て場で短ボール箱に入った子猫を見つけた人から直接連絡がきたとのこと。すぐに現場に駆け付け、保護したといいます。当時子猫の様子はというと、風邪を引いていたようで目と鼻の状態が悪く、さらに首にもえぐれたような傷があったとか。また何も食べていなかったのか衰弱していたそうです。
最近SNSでは遺棄された子猫を保護した投稿が目立ち、話題になっています。中でも何匹もの子猫が捨てられるケースが多いのですが、今回の投稿では遺棄されたのはたった1匹の子猫。一緒に生まれたはずの兄弟、姉妹猫はどうしたのか?
保護したhinatabocco.kさんに尋ねてみると「なぜひとりぼっちだったのか?ということについてははっきりとは言えませんが、残りの兄弟猫たちは亡くなっているのではないかと思います。もし他にもいたのならば一緒に捨てられていたんだと思います。1匹で小さな箱に入れてふたをしてごみ捨て場に捨てられていたので、他の子猫は逃げてしまったということではなく、最初から1匹だったと思います」と話します。
またひとりぼっちで遺棄されていたことに「この子が捨てられていたことについてはただただ辛いですね…何も想像したくない。この子を助けることに集中しています。ごみ捨て場に捨てるなんて、命に対する日本の意識の低さにがっかりいたします。少しずつですが変わってきているとは思いますが…」と、hinatabocco.kさん。
今後は「この子も、譲渡会でずっとのお家を見つけて里親さんにつないでいきたいと思います。私たちは命を守りつないでいくことに一生懸命活動しています。少しでも多くの方に保護猫ちゃん達を見にきてほしいと思います。素敵な出会いがありますように」
現在、子猫は風邪とけがの治療をしながら少しずつ元気を取り戻し過ごしているそうです。
子猫も参加する譲渡会は、一宮市民会館で6月30日と7月13日(12時~15時)に開催される予定です。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)