「遠慮」を知らない社交性抜群で外猫 猫カフェで一目ぼれされ里親さんの家へ 先住犬や先住猫との相性は

外猫時代、人間にとにかくよく懐き、初めて会う人の自転車にも自らチョコンと乗ってしまうほどの甘え上手だったオス猫・ライムくん。

地域のボランティアさんは「初対面の人に、ここまでホイホイついていったり、甘えてしまうのは危険すぎる」と考え保護。個人でライムくんの里親さん探しをしていましたが、なかなかご縁がありません。

■甘え上手の性格がどんな結果をもたらすか…

後に、猫のあらゆる世話をする会社「ねこから目線。」に里親探しを依頼。その後、「ねこから目線。」と懇意の猫カフェにライムくんを預け、ぴったりの里親さんとの出会いを待ちました。

しばらくして、「ライムくんを迎え入れたい」という夫婦が現れました。この家には先住犬が1匹、先住猫が2匹います。抜きん出て甘え上手のライムくんですが、その性格が新しい家でどんな結果をもたらすかは分かりません。まずはトライアルを実施することになりました。

■やがて打ち解け本当の「家族」になった

この家で最初にライムくんを受け入れてくれたのは先住犬でした。しかし、先住猫の2匹は、突然やってきた天真爛漫の甘えん坊のライムくんに少々困惑している様子で、数日間は一定の距離を保っていました。

しかし、ライムくんが攻撃を仕掛ける性格ではないこと、そしてどこまでもマイペースな甘えん坊であることを受け、先住猫の2匹も受け入れ、ライムくんは「家族」として正式に迎え入れられることになりました。

■保護したボランティアさんからもらったオモチャがお気に入り

新たに「ほたるくん」という名前をもらい、先住猫たちと体を寄せ合いリラックスして過ごすようになりました。

甘えん坊ぶりはさらに増長し、お父さんの布団の中に入り込んで添い寝をする日々を送っているとか。

正式譲渡の際、最初に保護したボランティアさんからもらった「お祝いのオモチャ」が大のお気に入りで、ふと気づくと人知れずこのオモチャと格闘し、楽しく過ごしているのだそうです。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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