自炊経験のある女性に聞いた「料理をする際、特にストレスを感じる瞬間」 2位は「後片付けをするとき」
みなさんは、料理において、どのようなときにストレスを感じますか。株式会社リクレ(横浜市西区)が運営するWEBメディア『リーミー』が実施した「自炊料理」に関する意識調査の結果によると、料理に対する負担感が「やや重い」と感じる人が半数以上を占めることが分かりました。また、料理をする際、特にストレスを感じる瞬間は「メニューを考えるとき」が最多となったそうです。
調査は、自炊料理経験のある全国の18~65歳以上の女性300人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。
はじめに、「料理をすることに対してどの程度の負担を感じますか」と聞いたところ、「やや重い」(168人)や「非常に重い」(45人)など、多くの人が日常の料理を時間や労力の面で大きな負担としていることが分かりました。
そこで、「料理をしたくない理由として最も大きいもの」を教えてもらったところ、「疲れている」(108人)、「食材の準備が面倒」(75人)、「料理が苦手」(57人)といった回答が上位に並び、日々の忙しさやストレスによって、料理に対する意欲を低下させていることが示されました。
また、「料理をする際、特にストレスを感じる瞬間」については、「メニューを考えるとき」(116人)、「食後の片付けをするとき」(112人)、「料理をしている最中」(47人)などが上位に挙がりました。
では、料理をする時間を有意義にするためにどのような工夫をしているのでしょうか。調査の結果、「料理中に音楽などを聴く」(164人)がダントツとなったほか、「料理を楽しむための新しい道具や機器を使う」(67人)、「家族や友人と一緒に料理する」(39人)といった意見も挙げられました。
また、「家族からの料理に対する評価や期待に対する感情」については、「期待に応えなければならないと感じる」(117人)、「支持されていると感じる」(104人)などが上位を占め、家族が料理にどう関わり、どう支えるかが料理をする人の感情に大きく影響することが明らかとなりました。
続けて、「料理に対する興味や情熱が低下した原因」を尋ねたところ、「毎日の繰り返しに飽きたから」(126人)、「他の家事や仕事とのバランスが難しいから」(103人)といった回答が上位を占めたほか、「家族からの反応が乏しいから」(29人)といった意見もみられました。
他方、「料理に対するモチベーションを高めるために必要だと思うもの」を教えてもらったところ、「料理スキルの向上」(92人)、「家族からの助けや協力」(71人)、「より多くの時間」(62人)といった回答が上位に並びました。
次に、「料理をしなくて済む日の過ごし方」を尋ねたところ、「自分の趣味に時間を使う」(130人)や「ただリラックスする」(106人)といった意見が多数となりました。
ちなみに、「料理をしない日の食事対策」では、「簡単なインスタント食品や冷凍食品を利用する」(136人)がダントツ。ほか、「テイクアウトを利用する」(74人)、「外食をする」(73人)といった意見も挙げられ、多忙な中でも健康的かつ多様な食事を手軽に取り入れたいという現代のニーズがうかがえました。
最後に、「興味がある家事負担を軽減できるサービス」については、「完成品の宅配弁当」(122人)、「食材宅配サービス」(92人)などが多数を占めたことから、日々の家事の負担を減らし、もっと自由な時間を確保して生活の質を高めたいという希望が反映されていることがうかがえました。