お弁当が傷みやすい夏に…サーモスが伝授する「スープジャーと保温弁当箱の正しい使い方」
お弁当を作る際に特に悩ましいのは、夏場の傷みやすさです。「温かいまま持ち運ぶスープジャーや保温弁当箱は使えないのでは…?」と不安に思う方も多いでしょう。サーモスの公式Xアカウント(@THERMOS_promo)が、夏のお弁当作りに関する疑問や注意点、コツを解説しています。
■お弁当は35℃前後の温度にならないようにしよう
お弁当が傷む原因は、食品に付着した微生物の繁殖です。微生物は「適度な温度」「水分」「栄養」の3つの条件で増殖します。特殊な細菌を除いて、特に20℃~45℃、特に35℃前後で最も活発に増殖するため、お弁当が35℃前後の温度にならないようにすることが重要です。また、増殖するときには水分を必要とするので、おかずの水気を少なくするように気をつけましょう。
■スープジャーは6時間以内に一度に食べきろう
サーモスで取り扱っているスープジャーに、95℃の熱湯を⼊れて保温した場合の温度変化を調べてみたそう。6時間後の温度は約60℃で、「微⽣物が活発に増殖する温度域まで温度が下がっていない」という結果に。以下のポイントを確認してスープジャーを上⼿に活⽤しましょう。
・保温するときは、熱湯で予熱する
・スープなど、中に入れる食品は熱々を入れる
・スープジャーには満量入れる(量が少ないと冷めやすくなるので、止水部より約1cm下まで入れる)
・6時間以内に一度に食べきる
■ごはんは保温・おかずは常温の「保温弁当箱」を使うときの注意点
ごはんを保温し、おかずを常温で持ち運ぶタイプの保温弁当箱を使う際の注意点は以下の通りです。
・ごはんは炊きたてのものを入れる。またはごはん容器ごと電子レンジで熱々に加熱してから保温する。
・おかずはしっかり冷ます
・おかずの水気は少なくする
・おかず容器の上に保冷剤を載せる
・6時間以内に一度に食べきる
・車の中など高温になるところには放置しない
また、スープジャーは保冷もOKなので、暑い時期は凍らせたフルーツや冷たいデザートなど保冷のメニューもおすすめ。スポーツ時の氷の持ち運びにも便利です。お弁当といっしょに入れる保冷剤を、「凍らせたゼリー」などにすれば、食後のデザートにもなって一石二鳥です。
▽出典
・サーモス 公式X/夏はスープジャーや保温弁当箱を使って⼤丈夫?
・サーモス 公式/夏のお弁当作りの注意点と対策
・サーモス 公式/サーモスの保温弁当箱