【漫画】「元気だよ」虹の橋を渡ったペットたちからのメッセージとは?「晴れた空を見上げる楽しみが増えました」
「松本ひで吉(@hidekiccan)」さんが描く漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』に登場していた「犬くん」と「猫さま」は、13歳でお空に旅立ちました。漫画の連載は終了していますが、現在でも2匹の漫画がときどきXに投稿されています。最近は二頭身で描かれた2匹が、お空で過ごす様子が連続で描かれていて人気です。
お空でさまざまなお友達に会い、飼い主である松本さんの地上の生活をのぞき見しながら、一緒に過ごしていた犬くんと猫さま。相変わらず、犬くんは笑いながら走り、猫さまは怒って追いかけています。
すると、草原のはじの段差で犬くんが蹴つまずき、ふわふわの雲の上に倒れました。心配する猫さまでしたが、顔を上げた犬くんはニッコニコ。雲はとってももちもちしていて気持ちが良かったみたい。犬くんは、どんと猫さまを押しました。
うわ!猫さま、怒っているんじゃ…と思っていると、顔を上げた猫さまもニッコニコ。どうやらこの雲は幸せな気持ちにしてくれるようです。綿菓子のように雲をまとめて持ち上げて持っていくことにした2匹。
すると「かすよー」と声が聞こえました。声がした方に振り返ると、耳の長いわんこがお砂場セットのような道具を貸してくれると言います。周りを見回してみると、みんなその道具を使って何かを作っていました。
さっそく猫さまは、大好きな食パンを作ります。犬くんが食パンの真ん中から顔を出して楽しく遊んでいると、空にみんなが作った猫や魚、ボール、ぬいぐるみなどの形の雲が浮かんでいました。
道具を貸してくれたわんこが「この瞬間がイイよねぇ」と言い、みんな流れていく雲を見ながら嬉しそうにしています。そこに穴のあいた食パンが流れていくのを見て、「へんなのが行ってしまったな…」と猫さま。
「好きな食べ物とか、乗り物、おもちゃ…気ままに作ってるけど、みんな作りたがるよね、自分の姿かたち。やっぱ…元気だよって言いたいんだろうねぇ」とわんこが解説してくれます。
その頃、犬くんもせっせと、みんなに突っ込まれるような「ぼく」の姿を作っていました…。
■リプ欄には「泣いちゃう」というコメントがずらり
こんなふうにお空で過ごすペットからのメッセージを描いた漫画に、リプ欄には「泣いちゃう」というコメントがずらりと寄せられました。
「猫さま、へんなのが行ってしまったって思ってるみたいだけど、穴の空いたパンを見たら多分お姉ちゃんはすぐに猫さまと犬くんの事を思い出すと思うよ」
「犬くんそれはちょっとアレだぞ!」
「これからはもっともっと空を見上げて、似ている形の雲を探したいと思います」
「ああ、そうか。みんな、もとの飼い主さんにメッセージを送りたいのね(号泣)お空の上でも、元気だよーって。このマンガのおかげで、晴れた空を見上げる楽しみがまた、増えました。それにしても、いぬくん、それは理想の自分ってこと?(笑)」
「私も空を見上げて可愛いあの子達を探すぞ! 何十年経とうがあの子達が作った雲は絶対に分かるはずよね」
松本さんにお話を聞きました。
──動物の姿の雲を見つけて描かれたのでしょうか。
以前知り合いが大切なわんこを看取った後に、そっくりな姿で元気に走っている雲をお空に見つけていました。きっとそういうのがあるんだなと、ずっと思っています。
──犬くんが作っていたものに笑ってしまいました。やっぱりシュッとしたわんこに憧れているのですね(笑)。
ふと見上げた時に、雲の形で面白いものを見つけたら、誰かを思い出してニコッとできたら、ちょっと幸せですよね。おいしそうなものやすらっとした犬の形、ぷりぷりしたしっぽなんかを見つけて思い出しそうです。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)