【要注意】雨の日は事故が起こりいやすい!? 知っておきたい安全運転のための“5つの秘訣”

「雨の日の運転が怖い」という人は少なくありません。首都高速道路株式会社の調査によると、雨天時の事故率は、晴天時の5倍近くに達するというデータもあります。同社が2022年度の首都高速道路内での事故発生状況を調べたところ、1時間あたりの死傷事故件数は晴天時が0.06件だった一方で、雨天時は0.27件となっていました。

雨の日に事故が起こりやすいのは、以下のような理由からです。

・路面が濡れてタイヤが滑りやすい

・水たまりの反射や水滴でドライバーの視界が悪くなる

・歩行者も視野が狭くなり、車に気付きにくい

雨の日は外が暗いだけでなく、歩行者は傘をさしているためさらに視野が狭くなります。そのため車に気付きにくく、思いがけない事故に繋がることもあるのです。

■雨の日の運転対策5つのポイント

雨の日に運転する時は、以下の5つのポイントを押さえておくと良いでしょう。

▽ポイント① 「急」が付く運転を避ける

運転に不安な時の大原則は「急」が付く運転を避けることです。具体的には以下の3つを避けるようにしましょう。

・急ブレーキ

・急アクセル

・急ハンドル

そのためには車間距離を広く取り、スピードを上げすぎないのがポイントです。これによりスリップや追突のリスクを下げることができ、急な飛び出しにも対応しやすくなります。また、他の車に急ブレーキを踏ませないためにも、早めにライトを点灯して自分の存在を知らせることが重要です。

▽ポイント② タイヤ交換は余裕を持って

濡れた道でもしっかり停まるためには、タイヤのグリップ力が非常に重要です。タイヤはどうしても摩耗してしまうので、定期的に点検しましょう。タイヤの溝にある「スリップサイン」が出てきたら交換の目安です。早めに交換することで、いざという雨の日でも慌てずに済みます。

タイヤを買いに行くときは、ワイパーのゴムなども一緒に交換しておくとさらに安心です。

▽ポイント③ 窓ガラスに撥水コート剤を

窓ガラスに水滴がつくと、視界が悪くなり運転しにくくなります。撥水コート剤を窓ガラスやミラーに塗布しておくと、水を弾いて視界がクリアになるのでおすすめです。

撥水コートはお店でも塗ってくれますが、市販の撥水コート剤を自分で塗布するだけでも視界は大きく改善されます。1000円以下で購入できる商品も多く、汚れもつきにくくなるので、洗車のついでに取り入れてみましょう。

▽ポイント④ 曇り予防のためにエアコンをON

濡れた傘などを車内に持ち込むため、雨の日は車内も曇りがちです。曇り予防のために、除湿効果があるエアコンをつけておくと良いでしょう。曇りが強い時は「デフロスター」を使うという手もあります。四角に3本の矢印が描かれているボタンですので、覚えておきましょう。

▽ポイント⑤ 偏光サングラスで反射対策

水たまりが多い道を走るなら、偏光サングラスがあると便利です。偏光サングラスというと晴れた日に使うイメージが強いですが、雨の日でも水たまりに水が反射して見づらくなることがあります。晴れの日も使えるものですので、車の中に一つ常備しておくと安心です。

■ゲリラ豪雨の時は早めに停止を

最近増えているゲリラ豪雨。低い土地や立体交差では水が溜まり車が動けなくなってしまうことがあります。それどころか、水深が上がると車のドアが開かなくなるという危険が及ぶ場合があります。

運転中にゲリラ豪雨にみまわれた時は、安全な高台で停止してやり過ごすようにしましょう。

▽対歩行者の自動ブレーキで更に安心

車に後付けすることができないため、簡単に取り入れるのは難しい自動ブレーキ。しかし歩行者にも対応した自動ブレーキがあると、雨の日は特に心強いです。

自動車購入を案内するサイトによっては、メーカー横断で比較した「安全な車ランキング」が発表されたりしています。ぜひ参考にしてみてください。

(まいどなニュース/norico)

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