「運輸・物流業界」で平均年収が高い企業 2位は川崎汽船株式会社の1328.9万円…上位を海運会社が独占
日本国内540万社の企業情報を網羅した日本最大級の営業データベース『SalesNow DB』を運営する株式会社SalesNow(東京都渋谷区)は、このほど上場企業における「運輸・物流業界の平均年収ランキングTOP10」を発表しました。その結果、平均年収が最も高かった企業は、「株式会社商船三井」(1517.4万円)となりました。
ランキングは、2023年4月~2024年4月の期間に同データベースから商業登記や不動産登記、税務署の公示データ、官報公告記事、官公庁企業で公開されている情報、公式サイト、SNSで自ら公開している情報をもとにデータを抽出し・ランキング化したといいます。そのほかの結果は以下の通りです。
▽運輸・物流業界の平均年収ランキングTOP10
【1位:株式会社商船三井(1517.4万円)】
三井グループの大手海運会社で、鉄鋼原料や石炭などの各種専用船、原油タンカー、液化天然ガスを運ぶLNG船、自動車船、コンテナ船などをグローバルに展開しています。ドライバルク船では世界最大規模の船隊を擁しています。
【2位:川崎汽船株式会社(1328.9万円)】
国内3位の規模を持つ大手海運会社です。世界各地でドライバルク船、自動車船、LNG船を運行するほか、カーボンソリューション事業も展開しています。国内外のグループ会社数は300社超です。
【3位:日本郵船株式会社(1322.2万円)】
三菱グループの中核企業の大手海運会社です。世界最大規模の船隊による海上輸送に加え、トラックによる陸上輸送、貨物専用機による航空輸送を手掛け、海・陸・空をカバーする総合物流事業を展開しています。
【4位:飯野海運株式会社(1143.3万円)】
国内外で海運業と不動産業を営む企業です。海運業では、オイルタンカー、ケミカルタンカー、ガスキャリアなど92隻をグローバルに展開しています。不動産業では、東京や英国・米国で賃貸ビルを経営しています。
【5位:ヤマトホールディングス株式会社(1142.1万円)】
「宅急便」で知られるヤマト運輸をグループに持つ持株会社です。宅配便サービスでは国内シェアトップを誇り、日本全国を網羅する物流ネットワークを構築しています。法人向けにはECを支援するサービスも手掛けています。
以降、6位「NSユナイテッド海運株式会社」(1073.5万円)、7位「NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社」(937.7万円)、8位「乾汽船株式会社」(918.2万円)、9位「共栄タンカー株式会社」(883.4万円)、10位「三菱倉庫株式会社」(876.2万円)と続きました。
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【出典】
▽SalesNow DB