「いや乙女かよ」ドレス姿になった猫さんに、32万人がうっとり…ファンアートも殺到した「元保護猫男子」
早朝、ふと窓辺に目をやった宗方脩(@Shooster02Radio)さんは、愛猫の意外な姿を目撃。思わずシャッターを切りました。
「いや乙女かよ」
そうつぶやき、宗方さんがX(旧Twitter)に投稿したのは、窓辺でカフェカーテンをぎゅっと抱きしめている、ドレス姿の乙女みたいな猫ちゃんの姿!「人気作家が描く猫のイラスト」の実写版にも見えるその可憐な姿は、約5,000万回表示され、約32万のいいねがつきました。
さらにポストをよく見ると、乙女な猫ちゃんは、マロくんという名前の「オス猫」。5歳になる元保護猫なのだそうです。多くの絶賛と驚きの声が寄せられました。
■絵本に描かれた乙女…と思ったら男子!
「ワンピース着てるみたいです」
「ジブリに出て来そうな猫ちゃん♡」
「湯上がりに髪を乾かす仕草がたまらん…と思ったらオス!」
「絵本の中の猫ちゃんみたいです。そしてオスだった!」
飼い主の宗方脩さんは、NHKの大河ドラマ『光る君へ』の副音声も担当するナレーターさん。乙女なマロくんについて、宗方さんに聞きました。
■早朝の逆光、落ちなかったカーテンポール…奇跡の1枚!
ーーマロくんは窓辺のカーテンが好きなのですか?
「時折、思い出したようにこの窓辺でカーテンにスリスリし始めます。おそらく、カーテンというよりも、突っ張り棒の方にあごや口をスリスリさせているようです。ただ、普段はカーテンに爪が引っかかり、体重でポールごと落下…というパターンなので、今回は偶然の重なりで撮れた1枚なんです。ちょうど窓辺が見える位置にあるソファーに私がいたこと、すぐにスマホを向けられたこと、朝6時の逆光…ほんの10秒ほどの出来事で、何枚か撮った内のラスト1枚がアレでした」
ーー奇跡の乙女姿なのですね。
「マロは普段から甘えん坊ですが、乙女チックな感じはなく、5歳くらいの人間の男児のような感じです(笑)。イタズラも多いです」
ーーマロくんは元保護猫だとか。
「ご近所のお宅の庭で野良猫が子猫を3匹産み、2匹を知人が、うちがマロを引き取りました。我が家にはすでにハチワレのユメというオスの先住猫がいましたが、1匹も2匹も一緒かなと思い、迎えることにしました。当時まだ生後1ヶ月ほどだったので、家族交代で夜も添い寝をしたりと、大変でした」
ーーマロくんの先輩猫、13歳になるユメくんも元保護猫なのですか?
「ユメも保護した猫です。義父の納骨のため、家内が当時中学生だった息子と実家に帰省していた時、息子が偶然、路地裏でカラスに攻撃されていた子猫のユメを保護しました。当初ユメは義母が引き取りましたが、高齢になり、11年ほど前に我が家に迎えました。猫を飼うのは初めてでしたが、ユメは賢くてプライドが高く、粗相やイタズラも記憶にありません。ユメもあの窓辺から外を眺めるのは大好きですが、マロと違ってカーテンにもポールにも興味がありません…」
■「乙女な猫」のファンアートが殺到
Xには、「カーテンを抱きしめる乙女なマロくん」をモチーフにしたイラストや素描、ぬいぐるみなどのファンアートが今も続々と投稿され、大いに盛り上がっています。
「どの作品も本当に可愛くて、全員の作品を持ち寄ってアート展でも開催したいくらいです。皆さんが楽しんでくださった上に、恐縮してしまうような嬉しいコメントも頂き、こんなに幸せなことはないです。もともとXは主に仕事用がメインで、時々猫のことをポストしていたのですが、すっかり逆転してしまいました(笑)。しばらくは皆さんと一緒に乙女なマロを楽しもうと思います」(宗方脩さん)
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)