交通事故に遭い倒れていた猫 重篤状態で左目を失った 奇跡の回復そして皆を笑顔にするデレデレ甘えん坊に大変身
茨城県内のとある道端で交通事故に遭い、倒れていたぽちぽち。グレー三毛のオス猫であるぽちぽちは、命の危機に瀕していました。
保護された当初のぽちぽちは、重篤な状態で左目の眼球が飛び出しているなど、複数のけがを負っていました。茨城県動物指導センターに収容されたぽちぽちは、まず所属獣医師による緊急手術を受けることになりました。施設の設備は限られていましたが、獣医師たちは全力で取り組み、眼球を摘出する手術を成功させました。
その後、ぽちぽちは眼科専門医への通院を続け、さらなる手術を受けることとなりました。治療の甲斐あって元気を取り戻してきましたが、別の検査で、ぽちぽちは猫エイズキャリアであることが判明。この状況下では里親を探すのは難しいと考えられました。
それでも、ぽちぽちを支援するDelacroix Dog Ranch(以下、DDランチ)は、「必ず幸せにしてあげたい」との決意で里親募集を開始。DDランチのボランティアは、ぽちぽちの世話と治療を続けながら、彼にとっての「ずっとのお家」を見つけるために努力し続けています。
人々の愛情を受け、ぽちぽちは日に日に元気を取り戻し、その性格も大変愛らしいものとなりました。人間を見つけると信じられないほど甘えてくるその様子は、「軽いカルチャーショックを受けた」と言われるほどです。彼の甘えっぷりは「デレデレ」だけの「ツン」ナシ猫として、みんなの心をつかんでいます。
DDランチの他の動物たちとも友好的で、先住犬から顔をベロベロ舐め回されても嫌がる素振りを見せないなど、寛容な性格も持ち合わせています。
今のところ里親希望者は現れていません。波乱万丈の人生を送ってきたぽちぽちは、今日も新しい家族との出会いを待ち続けています。彼の片目を「個性」として愛し、思いっきり甘えさせてくれる家族を見つける日が、一日でも早く訪れることを心から祈っています。
(まいどなニュース特約・松田 義人)
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