西川貴教さん驚愕!「みんな食べへんの?」 6月限定…京都・滋賀でこっそり愛される和菓子「水無月」とは
「つい先日になって『水無月』を食べるのは京都と滋賀だけの文化だと知りました。ほんまに?みんな『水無月』食べへんの?厄除けでけへんやん!どうしてんの?」といった歌手の西川貴教さんの投稿が反響を呼びました。
西川さんが投稿した画像は、ヤマザキ製パンのパックに入っていて中身が確認できませんが、水無月とは白いういろうの上に小豆を固めてのせた和菓子で、多くは三角形に切り分けられているようです。いったいどんなお菓子なのでしょうか?
ヤマザキ製パンによると、「夢水無月」「夢水無月黒糖」「夢水無月挽茶」という風味の違う3種類の水無月を製造、販売。 例年6月1日から30日までの一か月間限定で、関西エリア一円のスーパーやコンビニエンスストアで取り扱っているそうです。「京都エリアでは、6月30日の夏越の祓(なごしのはらえ)が近づくにつれて、取り扱いが増えます」とのこと。やはり京都を中心に親しまれているお菓子のようです。
「夏越の祓」とは1年の真ん中にあたる6月30日に、半年間の「罪穢れ(つみけがれ)」を祓い清め、無病息災を祈念する、京都府民には馴染みの深い行事。調べたところ、水無月の小豆の赤色は邪気払いの意味が、三角の形は暑気を払う氷を模しているということがわかりました。夏越しの祓の際に、罪を払い無病息災を願って食べる行事食として根付いていて、京都府から「京もの伝統食品」にも指定されているようです。
今回の西川貴教さんの投稿に対し「初めて知った!」「食べてみたいけど気軽に手に入らない」「関西に来て初めて知った」などの反響の中に「店頭に並ぶとそろそろ祇園祭だと思う」という京都府民らしき人の声も。
元々はみたらし団子も、京都市下賀茂神社の葵祭りや御手洗(みたらし)祭のときに、神前のお供え物として氏子の家庭などで作られたのが始まりで、全国に広がりました。季節限定、更に地域限定の貴重な和菓子である水無月も、SNSをきっかけに全国に知られるお菓子になるのか。2025年の発売が楽しみです。
(まいどなニュース特約・ゆきほ)