夏休み、長時間スマホやゲームで遊ぶ姿にイライラ!?…「子どもにストレスを感じる」保護者は約半数

子どもたちが心待ちにしている夏休み。一方、長期休暇だからこその不安やストレスを抱える親も少なくないといいます。学習塾『明光義塾』を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパン(東京都新宿区)が実施した「中学生の夏休みの過ごし方」に関する実態調査によると、保護者の約半数が夏休み期間中に「子どもにストレスを感じている」ことが分かりました。どのような原因があるのでしょうか。

調査は、中学生の子どもを持つ全国の保護者1000人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。

調査の結果、夏休み期間中の子どもに対して、約半数の保護者が「ストレスを感じることがある」(ストレスを感じる15.2%、どちらかというとストレスを感じる33.2%)と回答しました。

夏休み期間中の子どもにストレスを感じている484人に「ストレスを感じる原因」を複数回答で答えてもらったところ、「長時間のスマホ・ゲームの使用」(46.7%)、「生活リズムの乱れ」(44.8%)、「食事の準備や片付け」(44.0%)といった回答が上位に並びました。

次に、「子どもの夏休みの予定」を全回答者に尋ねたところ、「部活・クラブ活動」(41.2%)が最も多く、次いで「家族旅行」(32.7%)、「塾の夏期講習」(25.0%)が続きました。

また、夏休みの期間中に「生活面で子どもに望むこと」については、「規則正しい生活リズムを守ること」(56.4%)が最多となったほか、「計画を立て過ごすこと」(45.2%)、「スマホやTVゲームの使用時間を控えること」(36.4%)などの意見も挙げられました。

さらに、「子どもが夏休みの宿題や課題に生成AIを使用すること」についての考えを聞いたところ、「使用するべきだと思う」が30.2%、一方、「使用を控えるべきだと思う」は41.0%となり、「わからない」と答えた保護者は28.8%でした。

最後に、昨年の夏休みの過ごし方について、「子どもが計画通りに過ごしたと思いますか」と尋ねたところ、「計画通りに過ごしている」は38.1%。反対に「計画通りに過ごしていない」(37.2%)と「計画を立てていない」(17.8%)を合わせると中学生の半数以上が計画通りに夏休みを過ごせていないか、計画を立てていないことが分かりました。

計画通りに夏休みを過ごせていない、あるいは計画を立てていない子どもが過半数となった一方で、昨年の夏休みを「有意義に過ごしたと思う」(62.5%)と答えた保護者は約6割を占めました。

昨年の夏休みの過ごし方について、「有意義に過ごしていなかった」と回答した保護者263人に、その理由を教えてもらったところ、「計画性がなかった」(38.4%)、「生活リズムが乱れていた」(36.5%)、「日々、長時間スマホをしていた」(36.5%)といった意見が上位に挙げられたそうです。

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【出典】

▽明光義塾調べ

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