この穴に顔をはめれば…巴御前に「首をねじ切られる武者」になれる!? 斬新すぎる“顔出しパネル”が話題に
斬新すぎる顔出しパネルがSNS上で大きな注目を集めている。
「全国に顔はめパネルは多々あるが、こんなに斬新なやつはなかったんじゃないかw 巴に首をねぢ切られる武将(恩田師重)に貴方もなれる」と件の顔出しパネルを紹介したのは木曽義仲さん(@K_Yoshinaka)のXアカウント。
長野県立歴史館(長野県千曲市)に設置されているこの顔出しパネルは、女性ながら武者として源(木曽)義仲に仕えた巴御前が、最期の合戦に臨み敵将の恩田師重の首を切る源平合戦のハイライトシーンを描いたもの。巴御前ではなく恩田の部分に穴が開いているのだが、まさか首を切られる直前の武者になれる顔出しパネルが存在しようとは…。
木曽義仲さんに話を聞いた。
ーーこのパネルをご覧になって。
木曽:一言で言いますと「斬新だな」と思いました。この手のパネルだと穴は巴御前の部分になるのが一般的で、まさかの首をねぢ切られる側にフォーカスする発想はなかったです(笑)。また顔をはめた状態で表情をどう作り込むかも楽しめるなと思いました。
ーー反響への感想を。
木曽:正直、一定の反響があることは予想できてましたが、ここまでとは思っていませんでした。それと同時に巴御前の人気ぶりにあらためて驚かされました。
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今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「これはもう考えた人凄い。」
「苦悶の表情か絶叫か…どっちの顔したらいいかな?これはやってみたいですね(笑)」
「くびねぢきってすててんげり!一番好きな下りです」
など数々の驚きの声が寄せられていた。
現在、長野県立歴史館で開催されている企画展「疾風怒濤 木曽義仲 文書と絵画でみる義仲の一生」は展示物のほぼ全てが撮影・SNS掲載可という貴重な内容。「一般的に都で乱暴狼藉をはたらいたと言われている木曽義仲が、むしろそれを取り締まる側だったということが国宝指定の史料によって証明されました。是非直接見て木曽義仲という人物に触れて頂ければと思います」と木曽さんも激推しの企画展なので、ご興味ある方は顔出しパネルの体験も兼ね、ぜひ足を運んでいただきたい。
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長野県立歴史館企画展「疾風怒濤 木曽義仲 文書と絵画でみる義仲の一生」
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)