【PTAのリアル】任意加入と強制加入は拮抗 活動に参加しているのは母親が圧倒的多数
株式会社小学館(東京都千代田区)が運営する育児メディア『HugKum』は、このほど「令和のPTAの実態」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、PTA活動の必要性について、2人に1人以上が「不要」と回答しました。また、PTA活動に参加するのは「母親」が9割弱と大多数であることが分かったそうです。
調査は、同メディアのメールマガジン会員に登録している保護者491人を対象として、2024年4月~5月の期間にインターネットで実施されました。
まず、「PTA制度の加入」について尋ねたところ、「任意加入」が49.5%、「強制加入」は44.6%と意見が分かれた一方で、「PTAの制度がない」(5.9%)という回答もみられ、PTAの制度をすでに廃止している学校が一定数存在することも明らかになりました。
また、「PTA活動の必要性」については、「不要」が56%、「必要」が44%と、やや不要が優勢の結果となり、「不要」と答えた人からは「負担が多すぎる」「揉め事の元になる」などの声が寄せられています。
次に、「PTAの年会費」について、公立小学校と私立小学校で調べた結果、公立小学校は「わからない」との回答を除くと、「1000~1999円」が最も多く、次いで「会費なし」、「3000~3999円」が続き、会費がない学校がある一方で、多くの学校が会費を集めていることがわかりました。
一方、私立小学校では、「わからない」との回答を除くと「会費なし」が約3割を占め最多となり、別途集金がある場合の会費の金額は、「500円未満」の場合もあれば、「5000円以上」の場合もあったりと、学校によって大きく異なることがわかりました。
最後に、「父親と母親では、どちらがPTA活動に参加することが多いですか」と尋ねたところ、「母親」が88%を占めた一方で、「父親」は7%とかなり少ないことが明らかとなりました。