弱冷車から「強冷車」まで…中国鉄道の冷房サービスがインパクト大「日本に迎えたい」「暑さからいち早く開放」
今年もとんでもない猛暑な日本の夏。今、SNS上ではそんな日本の夏にお迎えしたい、中国の鉄道サービスが大きな注目を集めている。
「強冷車が強すぎる はよ日本にもキボンヌ」と件のサービスを紹介したのはsaidaiさん(@saidai24561381)。
「弱冷」「适中(中ぐらい)」「強冷」と書かれた電車車両内の案内。そう、saidaiさんが乗り合わせた中国の電車にはうだる暑さからいち早く開放されたい人向けに強冷車両が設けられていたのだ。
saidaiさんに話を聞いた。
ーー今回乗車した鉄道は?
saidai:中華人民共和国江蘇省常州市にある常州地铁1号钱です。常州には友人を訪問しにいきました。地下鉄は6両4ドア車で、弱冷車、中冷車、強冷車が2両づつです。
ーー現地の気温と、強冷車の冷え具合について。
saidai:温度差は体感で気持ち程度...?という感じです。なお他の中国の都市でも強冷車は設定されています。ただ3種類あるのは私が見たわずかな事例の中では常州だけでした。
ーー投稿への反響について。
saidai:この表示を見た時に響きが強くて面白いと思って写真を撮りましたが、他の方も同様だったようで嬉しかったです。中国の鉄道事情は一般の人はもちろん、鉄道オタクの中でもあまり知られていません。若しくは十数年前の大事故の記憶が大部分を占めていると思うのですが、これを機に少しでも知っていただけると幸いです。
◇ ◇
日本の鉄道では弱冷車しか見かけることがない。弱冷車は1984年に京阪電鉄で導入されて以来、各社に広がったサービスだが、そろそろ気候の変化にあわせた進化が必要な時期かもしれない。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)