【東海道新幹線トラブル】日テレ鉄道部の手描き迂回ルートが「分かりやすい」と話題に “鉄兄ちゃん”アナ「少しでもお役に立ったのなら…」
保守用の車両が脱線した影響で、22日の始発から終日、名古屋駅と浜松駅の間で運転見合わせとなった東海道新幹線。混乱が広がっていた同日午前11時頃、「日テレ鉄道部」を名乗るXアカウントが投稿した手描きの迂回ルートが大きな注目を集めました。「公式見解ではなく日テレ鉄道部としてのまとめです」と断りを入れた上で、東京から名古屋、大阪方面に向かう代替の路線候補を一気に“見える化”しただけでなく、それぞれの所要時間(目安)や「在来線と新幹線は並走している=上手に活用を!」「新幹線←→在来線のりかえ混雑注意!!」といった参考ポイントも細かく書き込んであります。
この日の日テレ鉄道部の動きは迅速でした。最初の投稿は22日午前11時頃。「AM10:40現在」の情報として、名古屋、大阪方面への東海道新幹線「以外」のアクセスを図解して投稿。さらに、午後1時50分頃には「PM1:00現在」の情報に更新して再度投稿しました。北陸新幹線で富山や金沢を経由して関西に入る北陸回りルートや、長野から名古屋へ向かう迂回路、さらには空路など、東海道新幹線以外にも実は多様な選択肢があることを紹介しています。
とにかく目を引かれるのは、その圧倒的な「見やすさ」です。路線ごとに色を使い分けて視認性を高めているほか、必要な情報だけをピックアップして提示する整理の手際、電車の車両のイラストを添えてやわらかいイメージにしていることも見逃せません。
また、「公式見解」を待たず日頃の知見をフル活用して独自の情報を出したそのスピード感も、多くの人を驚かせました。日テレ鉄道部の投稿には「スゴイの一言!」「必要な情報が凝縮されていて、とても見やすい。この再投稿で長野駅が追加されているから次の東京遠征をしなのルートで行くのも有りかと気づいた」「そうか、関西からは北陸新幹線だけじゃなくて、名古屋まで辿り着けば選択肢増えるんやなぁ」「夏は長距離お出かけが増えるからお守りにブクマしてた方がいいかも…」といったコメントが相次ぎました。
日テレ社内の鉄道好きが集うという「日テレ鉄道部」ですが、中心となって動いたのは、“鉄兄ちゃん”としても親しまれている藤田大介アナウンサーです。1981年生まれ、2005年入社の藤田アナは絵が上手いことでも知られており、日テレの生活情報バラエティー番組「ヒルナンデス!」では旅イラストを紹介することもあるそうです。
藤田アナは投稿への反響を受け、「急ぎで描いたのでご意見は様々かと思いますが、1人でも困っている方のお役に立てたかと思うと良かったです。駅でもなかなか教えてくれないようですし、、、折角の旅行が少しでも楽しい思い出に変われますように」とコメントしています。