完売するほど人気「出獄祝い膳」、博物館網走監獄の新名物に  メニューの組み合わせが”謎”、その理由は

日本を代表する大型刑務所として多くの受刑者を収容し、文学作品や映画の舞台にもなった網走監獄(北海道網走市)。現在は刑務所としての役目を終え博物館として運営されているが、今SNS上ではそんな「博物館網走監獄」の食堂の新メニューが大きな注目を集めている。

お盆に乗せられたカツ丼、みそ汁に瓶のコカ・コーラ、ハーゲンダッツのアイスクリーム…7月6日に発売されたこの新メニューはその名も「出獄祝い膳」(1650円税込)。このメニューにはいったい意味がどんな込められているのだろうか。

博物館網走監獄に話を聞いた。

ーーこのメニューが企画された経緯を。

担当者:当館の「監獄食堂」では元々、麦飯に焼サンマ等の「監獄食A」、焼ホッケ等の「監獄食B」を提供しご好評をいただいておりました。7月6日は当館42回目の会館記念日で、それにあたり新たな目玉商品をということで考案させてただきました。

ーーメニュー内容にはどんな意味が?

担当者:やはり刑務所では熱々の丼ものを食べることは困難です。受刑者が出獄の祝いに食べたくなるようなメニューを盛り込ませていただきました。ドリンクやデザートにもそれぞれ意味があるのですが、それは実際に召し上がってからのお楽しみとさせてください。

ーー反響や売れ行きは?

担当者:限定メニューですが毎日ほぼ完売。7月6日から20日までに149食出ております。海外の方にも喜んでいただいております。

◇ ◇

SNSユーザー達から数々の驚きの声が寄せられているこの出獄祝い膳。当面の間、提供される予定ということなので、ご興味ある方はぜひ博物館網走監獄に足を運んでいただきたい。

博物館網走監獄施設情報

所在地:北海道網走市字呼人1-1

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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