春季、夏季、冬季に期間限定で販売され、お得な価格でJRの普通列車を乗り放題にできる青春18きっぷ。今、SNS上ではそんな青春18きっぷユーザーに嬉しい一枚のマップが大きな注目を集めている。

「青春18きっぷを使って東京駅を平日の始発で出発したときの主要駅への到着時刻を表現したマップを作りました。」と件のマップを紹介したのはグラフィックデザイナーの加藤創さんが運営するXアカウント「地図とかデザインとか」（@chizutodesign）。

北は青森県、西は山口県まで。平日に東京駅を始発で出発すればいつどこに到着できるか可視化されており、これがあれば青春18きっぷを使った旅行がよりスムーズに楽しめそうだ。

加藤さんに話を聞いた。

ーーこのマップ作成の経緯は？

加藤：2018年に初めてのバージョンを作ったのですが、当時私は東京に住んでいました。18きっぷを使って中国地方や東北地方まで旅行したことがあり、東京駅から1日でどこまで行けるのか興味を持ったことがきっかけです。これまでのマップは私のホームぺージで閲覧可能です。

ーー以前のバージョンから内容に変化は？

加藤：以前は1日で九州の小倉まで行けましたが、ダイヤ改正により山口県までしか到達できなくなりました。一方、山陰方面では西出雲まで行けるようになっています。このように、到達できる場所が変わっていることが興味深いです。

ーー反響への感想を。

加藤：多くの反響をいただきうれしいです。いいねやRPはもちろんのこと、実際の18きっぷユーザーの方から生の声をいただきマップをより良いものに改善できていることがとてもありがたいと思います。

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SNSユーザーたちからは

「昔、18きっぷで旅した時青森まで行ったなぁ、最後ヘロヘロだったよ　でも楽しかった^_^」

「時刻表だけだと素人はなかなかイメージできないんだけど、こういう形で可視化されるとわかりやすい。ありがとうございます」

「これ、もう永久保存版じゃないですか　デスクトップの待ち受けにします」

など、数々の感謝の声が寄せられている今回の投稿。今年夏季の青春18きっぷ発売期間は7月1日から8月31日まで（利用期間7月20日～9月10日）。利用される方はぜひこのマップを参考に旅程を組んでいただきたい。

なお今回の話題を提供してくれた加藤さんは2023年11月に書籍『地図とか路線図とか@chizutodesign』（天夢人）を発売。「江戸時代にWEB地図があったら？」「構造線を路線図風にしてみたら？」といった疑問に真正面からこたえた力作なので、地図マニア、鉄道マニアの方は必見だ。

（まいどなニュース特約・中将 タカノリ）