ゴキブリが描かれていない無印良品の「ごきぶり駆除スプレー」が話題です。

銀色のスプレー缶にうっすら「ごきぶり駆除スプレー」と小さく印字されているだけ。Gがカサコソ動くイラストも描かれていません。なぜ無印良品はあえて分かりにくいゴキブリ－スプレーをデザインしたのでしょう。無印良品を運営する良品計画に聞きました。

ー無印良品がごきぶり駆除スプレーを出した理由について教えてください。

「くらしの基本の日用品の開発を進めており、虫ケア用品を2023年10月から品揃えしています。先行してダニケア用品を昨秋発売しましたが、夏の虫対策アイテムとして、2024年４月にごきぶり対策アイテムを新規発売しました」

ースプレーの外装デザインがシンプルです。

「必要な時にすぐ使えるように部屋の見える場所に置くものなので、くらしに取り入れた際に部屋の空間を邪魔しないデザインにしました」

ー殺虫剤メーカーのスプレーはゴキブリを「秒速ノックダウン」「凍らす」といった機能をスプレーに大書しています。無印スプレーの機能面について教えてください。

「速効性のある成分と、強力なジェット噴射でごきぶりを素早く退治します（※こちらの文は缶の裏面に記載している内容です）。ジェット噴射しても薬剤の臭いを感じにくいよう、ほのかなオレンジの香り付き。使い切れるコンパクトなサイズです」

ー今回、ゴキブリ駆除スプレー、同隙間用、ごきぶり駆除エサ剤薄型隙間用の3種類を新発売されました。ユーザーの反応はいかがでしょうか。

「目立ちにくいデザインや、使い切りやすいコンパクトなサイズがお客様に支持されています。まだまだ無印良品で虫ケア用品を取り扱っていることをご存じない方も多いので、店頭でもより訴求していきます」

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スプレー缶に描かれたGすら見たくないというユーザーの願いに応えた無印の「ごきぶり駆除スプレー」。SNS上では「めちゃくちゃいいデザイン」「虫の絵がないって本当にありがたい」「触れるパッケージをありがとう」と歓迎の声が上がっています。

（まいどなニュース・伊藤 大介）