赤ちゃん、お昼寝から目覚めたら…「な、なぜだ!!」 散らかしては、片付けられ…本棚めぐる母との“攻防”に、子育て世代共感
“朝起きて顔を洗う”や“目覚めの一杯目は白湯”など、人によっては毎朝のルーティンがあることでしょう。それと同じく、自分で動けるようになってきた赤ちゃんにも、赤ちゃんなりのルーティンがあるようです。そんな赤ちゃん視点で描かれた漫画がInstagramで公開され、子育て世代の注目を集めています。
ある日の朝、目が覚めた赤さんは日々の日課をこなすために本棚へ向かいます。その表情はまさに使命を全うするが如く、神妙な面持ちでした。
おもむろに立ち上がり何を始めるのかと思えば、次から次へと目に付いた本を本棚から引っ張り出していきます。
手の届く限りの本を周囲にまき散らしたところで、午前中の活動限界が訪れた様子の赤さんは、やり切った顔でお昼寝タイムに入ります。
しかしお昼寝から目を覚ました赤さんは目を疑います。なんと目の前には先ほど豪快に引きずりだしたはずの本たちがキレイに整列しているのでした。
赤さんは“な、なぜだ!!”と、驚きを隠せない様子で慌てて作業を再開するのでした。
…そんな光景を毎日のように目撃している作者のuwabamiさんは、赤さんはきっと今よりも成長したら、より高い段の本まで出し尽くしてみようと心の中で考えていると想像したようです。
この同じことを繰り返す赤ちゃんあるある漫画を読んだ子育て経験者からは、多くの共感の声が寄せられていました。中には「うちの子はブロックを崩すのが好き」や「我が家の場合は食品棚がターゲットになっている」など、コメント欄で各家庭の赤ちゃん事情を報告しあっている様子もみられます。
uwabamiさんにその後の赤さんの様子などを聞きました。
--本棚の攻防戦が始まった時期はいつ頃ですか?
つい最近ですね。まるで毎日の仕事のように、今日もやっていました(笑)。
--攻防戦を繰り返すことでご両親がおこなった対策などはありますか?
いちいち片付けるのはやめました(笑)。まずはやりたいように思いっきりやらせ、赤さんが満足するまで片付けは我慢しています。
--逆に赤さんの行動が変化していったことはありますか?
ないです。むしろヒートアップしているような気がします。本を散らかすのが楽しくて楽しくて仕方ない様子です。
--本棚の本を出し尽くす以外にも、赤さんなりのルーティンなどはありますか?
最近はお姉ちゃんのネックレスをつけるのにハマっていて、お出かけの前に気付くと3つくらいじゃらじゃらと首に巻き付けます。
--最後に、直近で赤さんの成長を感じるエピソードを教えてください。
大人の話すことをかなり理解してきているようで、「あれやって、これやって」と言ってみると、自分なりに理解して行動するようになりました。1年ちょいでここまで成長するとは、日々驚きの連続です!
◇ ◇
赤ちゃんの日々の成長と探究心を描いたその漫画は、子育ての奥深さを改めて感じさせてくれます。日常の小さな営みが、将来の大きな一歩へとつながっていくことを思うと、心が温かくなりますね。
(海川 まこと/漫画収集家)