みなさんは、なかなか眠れないときにどのようなことをしていますか。株式会社R&G（さいたま市大宮区）が実施した「睡眠」に関する意識調査によると、「スマホ・パソコンを触る」が1位となりました。また、よく眠れるために試してよかった方法の1位は「運動して体を疲れさせる」だったそうです。

調査は、全国の20～60代以上の社会人500人を対象として、2024年5月にインターネットで実施されました。

まず、「なかなか眠れない日はどれくらいありますか」と聞いたところ、「週1～2日」（37.2％）や「週1日未満」（26.4％）などあわせて全体の7割以上が「週1～2回以上」と回答。一方、「ほぼ毎日」と答えた人も14.2％いて、睡眠に深刻な悩みを抱えている人も多いことがうかがえます。

また、「眠れなくなる原因」については、「仕事や家庭でのストレス」（298人）がダントツに。以下、2位「音が気になる」（62人）、3位「生活リズムの乱れ」（58人）、4位「スマホ・パソコンの見過ぎ」（33人）が続き、以下のようなコメントが寄せられました。

【1位：仕事や家庭でのストレス】

▽家族と喧嘩してもやもやしてるとき（40代男性）

▽仕事のプレッシャーと、今後の生活に関する不安（50代男性）

【2位：音が気になる】

▽夜勤の夫が帰ってきた音で起きてしまう（30代女性）

▽隣の部屋がうるさい（40代男性）

【3位：生活リズムの乱れ】

▽残業で不規則な生活になったこと（30代女性）

▽仕事の時間帯が曜日で違うので、日によって就寝時間と起床時間がバラバラなせいだと思う（50代女性）

【4位：スマホ・パソコンの見過ぎ】

▽寝る前にスマホをいじってしまうから（40代男性）

▽寝る前までパソコン作業をやっていること（60代以上男性）

そこで、「眠れないときにすること」を教えてもらったところ、1位は「スマホ・パソコンを触る」（157人）でした。次いで、2位「じっとしている」（102人）、3位「音楽・ラジオを聞く」（74人）、4位「無理に寝ようとしない」（47人）といった回答が続き、「なんとか布団の中で寝ようと努力する」という人と、「いったん諦めて別のことをする」という人に分かれる結果となりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。

【1位：スマホ・パソコンを触る】

▽だめとわかっていても、眠たくなるまでスマホを見てしまう（30代女性）

▽いったん寝るのを諦め、スマホでネットサーフィンをします（50代男性）

【2位：じっとしている】

▽ひたすら目をつむって、何も考えないようにする（40代女性）

▽眠れなくてもいいから、頭を休めようと目を閉じてぼーっとしています（30代女性）

【3位：音楽・ラジオを聞く】

▽リラックスできる音楽を聴く（20代女性）

▽睡眠によいと言われている音楽を聴く（30代女性）

【4位：無理に寝ようとしない】

▽無理に寝ようとせずに、もう寝ないでおこうと諦める（30代女性）

▽どうしても眠れなければ、思い切って寝るのをやめ、起きて普通に活動する（40代男性）

また、「眠れないときの感情」については、「焦り」（265人）や「不安」（242人）などに回答が集まったほか、「苛立ち」（117人）といった回答もみられました。

では、「よく眠れるために試してよかった方法」にはどのようなことがあるのでしょうか。調査の結果、1位は「運動して体を疲れさせる」（74人）でした。次いで、2位「寝る前にスマホ・パソコンを触らない」（65人）、3位「寝る前にストレッチする」（64人）、4位「リラックスできる飲み物を飲む」（58人）などが続きました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。

【1位：運動して体を疲れさせる】

▽20分程度のランニングを行うと、よく眠れるようになった（20代女性）

▽仕事が終わってからウォーキングなどの軽い運動をするとよく眠れる（40代男性）

【2位：寝る前にスマホ・パソコンを触らない】

▽寝る前はスマホから離れる（40代男性）

▽寝る前は、携帯やパソコンを見ないようにする（20代男性）

【3位：寝る前にストレッチする】

▽寝る前にストレッチして体をほぐす（30代女性）

▽YouTubeなどで「寝る前にするとよいストレッチやヨガ」をすると気持ちよく眠れる（40代女性）

【4位：リラックスできる飲み物を飲む】

▽寝る前にカモミールティーを飲む（30代女性）

▽寝る前に温かい牛乳を飲むと、睡眠の質が上がるように感じます（40代女性）

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【出典】

▽株式会社R&G