3大夏風邪「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」が本格化 特徴や予防・対処方法を大正製薬が解説
3大夏風邪といわれる「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」が本格化しているといいます。大正製薬株式会社(東京都豊島区)が実施した「夏風邪」に関する調査によると、0~12歳の子どもがいる親のうち、半数近くが「夏風邪」をひいていることから、子どもを介して、親が風邪をひいている可能性がうかがえました。では、3大夏風邪の特徴や予防・対処方法にはどのようなことがあるのでしょうか。
調査は、全国の20~69歳の生活者5901人を対象として、2024年6月~7月の期間にインターネットで実施されました。
調査の結果、ここ数年で「夏の時期に風邪をひいた」と答えた人は全体の28%。そのうち、0~12歳の子どもがいる親(1219人)に限定すると、半数近くが「夏の時期に風邪をひいた」(47%)と回答していることから、子どもを介して親が風邪をひいてしまう可能性が示唆されました。
続けて、「子どもが夏に風邪をひいて困ったこと」を尋ねたところ、「病院に連れて行かなければならない」(45%)、「看病している自分にもうつる」(44%)、「看病のために、仕事を休まなければいけない」(29%)といった意見が上位に挙がりました。
夏風邪には流行しやすい3種の風邪、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」がありますが、この3大夏風邪について、過去10年間の「発生時期」を調べたところ、「6~8月」の夏の時期に特に感染者が増えていることが分かりました。
また、「3大夏風邪の認知率」については、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」という病名を知っている人はいずれも約半数(手足口病52%、ヘルパンギーナ29%、プール熱53%)となったものの、「症状や対処方法も知っている」と答えた人は約1~2割(手足口病17%、ヘルパンギーナ8%、プール熱13%)にとどまりました。
なお、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」の特徴や予防・対処方法について、同社は以下ように解説しています。
【手足口病】
▽症状:口腔内や手掌、足などに水疱性の発疹などが現れる。
▽特徴:ヘルパンギーナと症状が似ているが、手や足にも発疹がみられる。
▽主な感染経路:飛沫・経口・接触
▽かかりやすい年齢:4歳以下
▽予防・対処方法:専用の治療法はなく、通常は対処療法のみ。口に症状が出た場合は、刺激にならないように薄味で柔らかめの食べ物を摂るのがよく、脱水症状にならないよう、経口補水液などを少量、多めの頻度で摂る。
【ヘルパンギーナ】
▽症状:発熱に続いて咽頭痛や口腔内の発疹などの症状が現れる。
▽特徴:手足口病とは異なり、主に口腔内に症状が現れる。
▽主な感染経路:飛沫・経口・接触
▽かかりやすい年齢:5歳以下
▽予防・対処方法:手足口病と同様。
【プール熱】
▽症状・特徴:正式な呼び方は「咽頭結膜熱」。結膜炎などの眼症状が現れる。
▽主な感染経路:飛沫・接触
▽かかりやすい年齢:5歳以下
▽予防・対処方法:手洗い・うがいの徹底。
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【出典】
▽大正製薬/手足口病など、3大夏風邪が本格化!!~意外と知らないその症状と対処法~
https://digitalpr.jp/r/91929