現役高校生が思う「1番目指したい業界」…2位は「公務員」 目指す年収はいくら?
株式会社リクルート(東京都千代田区)が提供する進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、このほど「将来の仕事・暮らし」についてのアンケート結果を発表しました。同アンケートによると、高校生が1番目指したい業界の分野は「医療・看護・歯科・薬・医療事務」が最多となりました。では、「少し頑張って目指したい年収」はいくらぐらいだったのでしょうか。
調査は、同メディアの高校生エディターおよび公式LINE登録者692人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。
その結果、現役高校生が思う「1番目指したい業界の分野」ランキングは、1位「医療・看護・歯科・薬・医療事務」(17.2%)、2位「公務員」(12.4%)、3位「保育・教育」(7.8%)、4位「芸能・表現(写真・音楽・芸術)」(5.5%)、5位「栄養・調理・製菓」(5.2%)という結果となり、いわゆる“手に職”といわれる免許や資格が必要な分野や、公務員(※)のような試験を経て仕事に就く分野が占めました。
また、「目指したい業界を選んだ理由」としては、「好きなもの・興味があるものに関われる」(44.4%)、「共感する・やりがいを感じる」(22.8%)、「収入が多い」(7.6%)などが上位に挙がり、「好き・興味」「共感・やりがい」というソフト面と、「収入」というハード面がバランスよく上位にランクインする結果となっています。
続けて、「将来少し頑張って目指したい現実的年収(ボーナス含む)」を教えてもらったところ、「401~500万円」(28.2%)が最多となり、その理由として「生活に困らない」「安定」「平均」といった言葉が目立ったことから、地に足のついた平均的な生活ができる程度をイメージしていることが見受けられました。
なお、国税庁が発表している「2022年分(令和4年分)民間給与実態統計調査」によると、正社員の全国平均年収は523万円となっています。
また、「人生における仕事とプライベート時間のバランス」を聞くと、仕事の占める割合の平均は「54.1%」で、仕事とプライベート半々をイメージしている様子がうかがえました。