「思ったよりパワーある」 滋賀県警が”電動キックボード”を近畿で初めて一斉配備、その理由とは
滋賀県警は電動キックボードを県内12署に初めて一斉配備し、交通警察官の研修会を日野町の機動警察隊で開いた。県警によると、全署配備は近畿初で全国でもまれという。
警察署への配備は交通安全教育や事故防止の取り締まり活動に活用するのが目的。昨年7月の道交法改正で、速度など一定の要件を満たす電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」として運転免許不要で公道走行が可能となった。県内では物損事故2件にとどまるが、利用者増に伴う事故多発や交通違反など懸念も多い。
このほど行われた研修会には県内12署の交通課員や交通機動隊員ら約30人が参加。交通指導取り締まり要領や安全教室への活用方法などを教わった後、ヘルメットを付けて試乗した。参加した警察官は「思ったよりパワーがあり、取り締まり活動で停止を求めた時の受傷事故防止にも注意したい」と話した。県警交通企画課は「電動キックボードに乗る際はルールを理解した上で正しく利用を」と呼びかけている。
(まいどなニュース/京都新聞)