Z世代の約3割「自由に使える金額の”半分以上”を貯金している」 その目的は?…2位「欲しいものがある」

Z世代の約3割が自由に使える金額の「半分以上を貯金している」--そんな調査結果が、株式会社アップデイト(東京都中央区)が運営するサブカル情報メディア『otalab』による「Z世代の金銭事情」に関する調査で分かりました。では、Z世代が貯金をする目的にはどのようなことがあるのでしょうか。

調査は、全国の20~29歳の男女752人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。

まず、「収入源」について尋ねたところ、「仕事(本業)」(55.6%)、「ポイ活」(39.9%)、「アルバイト」(24.9%)などが上位となったほか、「副業」(10.0%)や「投資」「フリマアプリ」(いずれも8.8%)といった回答も一定数見られ、Z世代の収入源は多様化していることが分かりました。

また、「1カ月あたりに一番お金をかけているもの」については、「食べ物」(31.8%)が最多に。以下、「推し活」(13.3%)、「買い物」(11.0%)と続き、経験や体験など行動を重視する消費傾向があることが見受けられました。

そこで、「ひと月に自由に使える金額のうち、いくらぐらいを使っていますか」と尋ねたところ、「約3~4割」(31.5%)と「1~2割」(21.3%)に回答が集まり、合わせて半数超がひと月に自由に使える金額の4割以下に抑えていることから、Z世代の倹約思考がうかがえました。

その一方で、毎月自由に使えるお金について全体の59.0%が「金額に満足していない」と回答。そこで、「もう少し自由に使えるお金に余裕があるとしたら、何にお金をかけたいですか」と尋ねたところ、「旅行」(18.6%)、「美容」(10.6%)、「投資」(9.7%)など比較的費用が多くかかる項目が上位となりました。

次に、「意識的に貯金していますか」と尋ねたところ、全体の65.0%が「貯金をしている」と回答。

さらに「意識的に貯金している」と回答した人に対して、「月に自由に使える金額のうち、約何割を貯金していますか」と尋ねたところ、「3割」(21.8%)や「2割」(21.0%)などが上位となったものの、「5割以上」(29.7%)という人も約3割を占め、消費より貯金を優先していることがうかがえました。

ちなみに、「貯金をしている目的」としては、「将来(老後)が不安なため」(49.1%)がダントツに。ほか、「欲しいものがある」(17.7%)、「やりたいことがある」「今の生活を維持するため(いずれも17.5%)などが挙げられ、多くの若者が将来を不安視している一方で、欲しいものや現在の生活を維持するためといった"いま"を充実させたい若者もいることが見て取れました。

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【出典】

▽otalab調べ/Z世代の約6割が『自由に使える金額に不満がある』と回答。貯金をしているZ世代の割合は…

https://otalab.net/press_z_okane/

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