「“YouTube”はSNS?」…10代と20代以上で認識の違いが浮き彫りに

10代の8割弱が「YouTubeはSNS」と認識している--そんな調査結果が株式会社ブックリスタ(東京都港区)が運営する『推し活研究部(おしけん!)』による「SNSの認識」についての調査で分かりました。

調査は、同社が運営する推し活アプリ『オシバナ』にて、推し活をしている全国のユーザー600人を対象として、2024年6月~7月の期間にインターネットで実施されました。

調査では、「LINE」「LINE VOOM」「Simeji」「Lemon8」「カカオトーク」「X(旧Twitter)」「Facebook」「Instagram」「Thread」「TikTok」「YouTube」「ニコニコ動画」「Twitch」「ツイキャス」「BeReal.」「Mastodon」「Misskey」「Bluesky」「タイッツー」「Discord」「Skype」「Pococha Live」「IRIAM」「17LIVE」「ふわっち」「Spoon」「リヴリーアイランド」「ポケコロツイン」「GRAVITY」「note」「whoo - ふー」「Jagat」「パラレル」「Pinterest」「Tumblr」「Flickr」「SNOW」「Snapchat」「mixi」「Weverse」といったサービスの認知度や使用頻度などを聞きました。

その結果、認知度について「知っている」と答えた割合は、「LINE」が99.2%、「X(旧Twitter)」「YouTube」がいずれも98.8%となりました。

さらに、「使用頻度」について「毎日使用する」と答えた割合においても、「LINE」(75.1%)、「X(旧Twitter)」(83.1%)、「YouTube」(76.0%)など認知度が高かったサービスで使用頻度が高いことが分かりました。

また、YouTubeについて「SNSだと思う」と答えた割合をみると、20代が31.3%、30代が25.8%、40代が32.3%となり、20代以上の多くの人はYouTubeを「SNSではない」と認識しているのに対して、10代では77.1%がSNSと認識していることが分かりました。

この結果について同社は、「サービス上でコミュニケーションが取れる、という点を鑑みると、YouTubeはSNSに該当すると考えられます」と説明。

そのうえで、「20代以上はYouTubeを交流のためではなく、動画投稿(共有)サービスとして楽しんでいる人が多いと考えられる一方で、10代は交流も含めてYouTubeを楽しんでいるのではないでしょうか」と推測しています。

ちなみに、「全世代がSNSと認識しているサービス」としては、「X(旧Twitter)」(97.8%)、「Instagram」(97.6%)、「Facebook」(95.0%)、「Mastodon」(91.9%)などで9割を超えています。

一方、動画を配信するサービスにおいて、10代の人がSNSと認識している割合をみると、動画ライブコミュニケーションアプリの「Pococha Live」は40.4%、ライブストリーミング配信プラットフォームの「Twitch」は61.6%にとどまり、いずれもコメントでやりとりができるサービスではあるものの、SNSの認識においては異なる結果となりました。

この結果から、リアルタイムの生配信がメインとなるサービスに関しては、SNSであるという認識が薄れがちになることや、ユーザーが「サービスに何を求めるか」によって認識が変わる可能性がうかがえました。

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【出典】

▽推し活アプリ「オシバナ」調べ

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