「ここ最近、皇居で買えるお財布が安くて上質とバズってるじゃん？

数年前もバズって、私も買いに行ったわけ。売ってなかったわけ。そんで朱肉買ってきたわけ。めっちゃ上質でお安いわけ。

これを職場のデスクに置いておけばパワハラも避けられるかもよ！」

皇居（東京都千代田区）内の売店で購入したゴールドの「朱肉」がX（旧Twitter）で話題になりました。

投稿したのは、愛犬家で犬用の光るリードなどを販売しているRUMKA（ルンカ）さん（@rumka313）。ルンカさんによると、2020年2月頃、お財布を買おうと皇居の売店を訪れた時のこと。お財布が売れ切れていたため、代わりに朱肉を購入。ゴールドで皇室の菊の御紋入りの上質感あふれる品物にもかかわらず、お手頃価格で買えたとか。

最近もSNSで「皇居で買えるお財布が安くて上質」などと話題を集めていたこともあり、数年前に購入した朱肉のことを思い出して投稿したといいます。そんな朱肉の写真には、高級感やご利益を感じた人たちからたくさんのコメントが寄せられています。

■「これ、どこで買ったと言わずに包装綺麗にして仕事関係者にプレゼントしたら態度急変したよ」

「菊の御紋というだけでもテンション上がるしご利益ありそう！」

「畏れ多くて使うのも躊躇う程」

「無敵やわこれは」

「持ってたら、いいことありそう」

「これ、どこで買ったと言わずに包装綺麗にして仕事関係者にプレゼントしたら態度急変したよ」

多くの人たちをくぎ付けにした菊の御紋の朱肉。話題に上がるほどお手頃価格で手に入ったそうですが…皇居の売店で売られているお財布や朱肉などお土産物について、ルンカさんに聞きました。

■数年前に皇居内にある売店でゴールド朱肉を購入　お値段は？

──投稿したのは、お財布ではなく朱肉でしたが。

「数年前もSNSで皇居で買えるお財布が安くて上質だとバズっていて、たまたま親戚と旅行で皇居に立ち寄ったので、その売店に足を運びました。当時は改装か何かしていたようで、仮設の小さな売店だったことを記憶しています。お店の人から『財布は売り切れた』と聞いて、朱肉を買ったんです」

──朱肉は菊の御紋のゴールド。いくらだった？

「おそらく1000円から2000円の間だったと思います。一緒に行った親戚にも聞いたところ、『安かったから2つくらい買ったはず』とのことでした。ただすごく重くて、中の朱肉が柔らかく、どうつけていいか分からなくてえぐってしまいました」

■お財布は上質な牛革製　「菊の御紋」で金運アップ？

──今回再びSNSで皇居のお財布が話題になっていたとのこと。

「はい。朱肉を買ったことを忘れていましたが…たまたま友人らとランチをしていて、そのひとりが『Xでバズってた皇居財布ほしい』と言っていて、それで思い出したんです。その日の夜に朱肉の写真を撮って、友人たちのLINEグループにも投稿しました」

──「職場のデスクに置いておけばパワハラも避けられるかもよ」とコメントしていましたが、実際のところその効果は？

「私は今は勤めてないので効果検証はしてないのですが、これが同僚のデスクにあったらビビるなーって思いましたね」

──また皇居の売店で買えるというお財布。国内でも強力なパワースポットとして知られる皇居内のお財布、そして菊の御紋。金運アップなどと購入する方もいるとか。

「そうですね。皇居のお財布は私も欲しかったので、暑さが落ち着いたら買いに行く予定です」

お財布は上質な牛革製で2千円台の長財布などが購入でき、朱肉と同じく菊の御紋があしらわれているとのことです。

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■どうして安価で提供しているの？　宮内庁報道室に聞いた！

皇居内で購入できる財布などは、上質でお手頃価格で提供されている品が勢ぞろい。どうして安価で購入できるのか？　宮内庁報道室の担当者に聞いてみました。

宮内庁報道室によると「皇居東御苑の売店で扱っている財布などを発注している公益財団法人『菊葉文化協会』に聞いたところ、皇室をご紹介する目的の一環として、皇居の施設に足を運んでいただいた方々に記念品として販売しているとのこと。収益を目的としておらず、比較的安価でご提供しているそうです」

（まいどなニュース特約・渡辺 晴子）