増える「生搾りオレンジジュース」自動販売機 中身はどうなってるの?衛生面は?運営会社に聞いた
最近ショッピングモールなどでよく目にするオレンジジュース生搾り自販機。
内部にはオレンジが丸ごと貯蔵され、ぎゅっと搾る様子も見える構造。どういう仕組みなのか。衛生面は大丈夫なの?自販機を展開するIJOOZに話を聞き、補充の様子を取材しました。
--仕組みは?
担当者:元々IT会社が開発した自販機なので全てアプリやクラウドで管理していて、鍵も無いんですよ。お金を入れるとオレンジが転がり、半分に切って搾ります。
280mlになるよう果汁を計測しているので、一杯でオレンジ3個から4個分。鮮度が保たれるよう、内部は0℃から5℃になるよう調整していて、10度以上になると販売中止になる仕組みもあります。
--皮の汚れや虫の混入など少し心配なのですが…。
担当者:オレンジは季節によってアメリカ産やオーストラリア産を使用していますが、どれも高い検査基準をクリアしたもののみ。更によく洗い、工程ごとに確認、最終的に補充するスタッフが目視で一つずつ傷みがないか確認します。
メンテナンス時もネットをかけたり、自社製の天然ミントの虫よけスプレーを使用したり安心して飲んでいただける工夫をしています。
--脚立でネットをかけたり補充が大変そうですね。
担当者:ご安心いただけるためですので!ショッピングモールなどで補充していると目立つようで、いろんな人に話しかけられます(笑)。補充中に行列になると焦ってしまうのですが、慎重に確認しています。
--消費者の反応はいかがですか?
担当者:一度飲んでいただいた方のリピーター率が高い事が弊社の自慢です!空港への設置数も多いのですが「空港に降りた際に一番に IJOOZ のオレンジジュースを飲みます!」と言ってくださるファンの方もいらっしゃるんですよ。
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「暑い日が続く中、ビタミンいっぱいの IJOOZ の生搾りオレンジジュースを飲んでいただき、その美味しさを体感していただきたいです!」とIJOOZの担当者。
圧着された蓋にストローを刺し飲んでみると、量産されている100%オレンジジュースとは全く違う爽やかな香りと酸味が。大変なメンテナンスを思い出しながら飲むと、一層美味しく感じました。
(まいどなニュース特約・ゆきほ)