性別騒動の女子ボクサー、ユニセフ大使で人道支援「サポート必要な子どもたちがいる」

パリ五輪のボクシング女子66キロ級に出場したイマネ・ケリフ選手(アルジェリア)に誹謗中傷が寄せられています。

イマネ・カリフ選手は2023年の世界選手権を性別検査で失格となりましたが、パリ五輪では2回戦でイタリア選手に強打をヒットさせ、対戦相手は開始46秒で棄権しました。

カリフ選手に対し、「男だろ!」「男なら女性に勝てる」「五輪が汚されている」などと事実誤認による誹謗中傷が殺到しました。

国際オリンピック委員会(IOC)は「全ての人には差別なくスポーツを行う権利がある。選手の性別と年齢はパスポートに基づいて決定される」と声明を出しました。

カリフ選手はユニセフの大使を務め、「大使であることを誇りに思う。人道支援は私にとって名誉であり、アルジェリアの子どもたちに対する私たちの責任です。 私はこの環境で育ったので、よく知っています」「サポートを必要とする子どもたちがたくさんいます」と子どもたちの支援に取り組んでいることを報告しました。

インスタグラムではこのほか、トレーニングの写真やビーチでくつろぐ様子、2023年にはプロデビューしたことも報告しています。

ケリフ選手を失格にした昨年の世界選手権は国際ボクシング協会(IBA)が主催しましたが、IBAは組織運営スキャンダルなどでパリ五輪の運営から外されています。 

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