「男性レイヤーです」コスプレイヤーが性別明記したボードを持ち歩く理由→カメラマンの心ない言動がきっかけだった
「男性レイヤーです」ーーコスプレイベントに参加するたびに、こんな注意書きのボードを持ち歩く男性がいます。カメラマンから受けた心ない言動がきっかけでした。
Xのアカウント名「赤いよっしーくん」さん(@yyy_Hipogurifu)は7月末、自身のアカウントを更新。ボードを掲げた写真とともに、過去の苦い経験を打ち明けました。
「ボクがイベントの時に『男性レイヤーです』のスケブを持ち歩くのは、昔とあるカメラマン様に移動中に『撮影いいですか?』と言われて撮影した後に『ツイッターやってる?』と聞かれて垢(アカウント)見せたら『なんだよ男かよ』って言われて写真を目の前で消されたので、それ以降トラブル防止のため持ち歩いてました」(投稿から引用)
投稿を読んだSNSユーザーからは「カメラを使ってレイヤーに近づきたいだけの人だったのかな」「そのカメラマンはわかってないですね」「レイヤーさんにリスペクトがない」など同情する声が。中には似たような経験がきっかけになり、コスプレ自体をやめたと告白する男性もいました。
赤いよっしーくんさんに話を聞きました。
──Xに投稿した理由は。
「先日Xにて、『男性レイヤーの写真は撮らない』という投稿が話題になっていました。自分自身も過去にこのようなことがあったことを思い出し、過去にも一度投稿した内容をあらためて再投稿しました」
──カメラマンとの一件は、その後の活動に影響しましたか。
「この出来事がきっかけでレイヤーとして火がつき、身体作りや積極的な活動により微力ながらいろんな方々に知ってもらい、さまざまな方々と出会うことができたことですかね……」
──コスプレイヤーの性別について、どう考える。
「コスプレは性別、次元関係なく、あこがれの推しに少しでも近づける最高の趣味だと思います。どんな方でも人生の最推しキャラや人物が一人でもいれば、人生は大きく変わるとボクは思ってます。現にコスプレ、そしてアストルフォというキャラクターに出会い、ボクの人生は大きく変わりました」
◇
「今のボクがあるのは、そのカメラマン様のおかげ」「むしろ感謝をする」と前向きな様子を見せた赤いよっしーくんさん。今後のコスプレ活動についても「これからもほそぼそと楽しく頑張っていきます!!」と決意を語りました。
◇
赤いよっしーくんさんの投稿は、インプレッション数は225万を記録し、いいねの数は3.4万を超えるほど注目を集めています。投稿を読んだユーザーからは「めちゃかわいい~!」「芸術レベル」「いつかお会いできたらお写真撮らせてください」といった声援が送られています。
(まいどなニュース・金井 かおる)